語り足りない! 新撰組検定を持っているお笑い芸人が語るその魅力

語り足りない! 新撰組検定を持っているお笑い芸人が語るその魅力
今回お話を伺ったのは、ケイダッシュステージ所属のお笑いコンビ「フレンチぶる」の大西さん。「新撰組検定」なるものを持っているという大の新撰組好きの大西さんが熱く語ってくれた「新撰組」の魅力とは!?
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そもそも、どんな検定?

新撰組検定3級」を持っているという大西さん。検定は過去に4回行われていて、その4回目を受験し、そこで3級を取ったという。教材があり、出題されるのは、例えば隊士の名前であったり、本当に新撰組に特化した内容の試験だそうだ。大西さんは今でも勉強を続けていて、次は1級を取りたいという。新撰組検定は1級になると「局長」という称号を貰えるらしく、今現在3級である大西さんは「隊士」なのだそう。
歴史好きは多いものの、身の回りで新撰組検定を持ってる人は殆どいなかったが、検定の会場自体には結構沢山の人が来ていたという。しかも、女性の方が多い。最近のアニメや漫画で新撰組を描いているものが多い為、女性のファンが急増しているのだそう。

 どうして新撰組に?

元々歴史が好きだった大西さんは大河ドラマ「新撰組」を観て、新撰組の魅力にドハマりしてしまった。それからずっと新撰組のことについて調べたりしている時に、新撰組検定に辿り着いたのだそう。「その時代に飲み込まれていった」感じ、その儚さや脆さの虜になってしまったという。
ちなみに大西さんが、新撰組の中で一番好きな人物は「土方歳三」、「鬼の副長」とも呼ばれ、規律を設け、隊を厳しく罰していた土方は、近藤勇という親でもある局長を上に持っていくために、あえて嫌われ役を買っていた。その「ナンバー2の美学」のようなものに憧れを抱くという。

語り足りません。

 「新撰組の魅力について、もう少し語って貰えないでしょうか」というオモプラッタ編集部の気軽な質問に対し、我々の想定を遥かに越えるアツい返答をくれた大西さんに敬意を表して、その内容をそのままに掲載したい。
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やっぱり、その、「正義」というか「正しさとは何なのか」みたいなことをすごく考えされられましたね。それまで正しかったものがコロッと変わって、しかもこの人たちって多分元々武士では、武家の人ではないんです。「武士になりたかったのになれなかった人たち」というか。だからあんまり時代のことをよく分かってないのに、とりあえず結成して、とりあえず言われたとおりに浪士を取り締まって、っていう目の前のことを一つ一つやっていった結果、時代に飲まれちゃった人たちだと思うので、彼らを見てると、すごい「そこが残念だな」っていう気持ちもありながら、でも、「こういう生き方もちょっとかっこいいな」っていう、「愚直に何も考えずにまっすぐに行ける男らしさ」みたいなものも感じられて、だからこそ惹かれてしまうっていうのもあるんでしょう