昨日までいた同僚が今日いない!?芸人が語る「ソープランド」のボーイの裏側

―――真面目そうな篠木さんからこんな話が出てくるとは思いませんでした。
まだまだあるんですよ。
(ソープランドに)入ってくる人は、ちょっとおかしいひとが多いんです。
―――お客さんが、ということですか?
お客さんもそうだし、社員のひともそうです。中には真面目なひともいるんですけども、やっぱり色々な所行って駄目だったひとっていうイメージがありますね。歯がなかったり、歯はないけどタトゥーだらけで、ここに彫ったらかっこいいとか。
―――まず歯を入れろよ!ってツッコんだ?
思いましたけど(笑)
そうですねって相槌を打ってました。
24時までに閉店させないと(法律的に)禁止になってしまうので、その時間内で部屋を多く使う為に、男性側も片付けの手伝いに行くんです。その時に、すぐに部屋に出入り出来るように、社員はサンダルなんですよ。ワイシャツ、スラックス、サンダルっていうシステムなんですけど、そのサンダルの話で異様に盛り上がりますね。おしゃれする所がネクタイかサンダルしかないので、そこで差をつけるんです。アディダスのサンダルなんか履いてたら英雄になれますね。「あそこで買ったぜ?」みたいな。
―――今もやられてる?どのくらい働かれていたんですか?
今はほぼ行ってないんです。
かれこれ3年くらいやってますね。一応は、まだ在籍してる筈です。日払で、時給は1000円です。常に人が足りないんですよ。あと、時間もキツい。日の出から24時までなので、冬は短いんですよ。6時半か7時にオープン。でも、夏は3時半とかからオープンでそこから24時までずっと働ける限り働くんです。
あとは、(プレイで使う)タオルがあるんですけども、たくさん使う上に、お店が密集しているので、何トントラックみたいなのでどんどんタオルが積まれてくんです。そのタオルで分かることなんですが、ギャル店の子より妻店のひとの方がローションを使う量が多いのでタオルが重たいですね。技術みたいなのを感じます。
―――ご自身は行かれない?
二回だけ、行きましたね。働いちゃうとそこの系列は行けないので。
だから、隣の店から来る常連とか、こっちの店から来る向こうのひととかがいます。「今日入ってる?」みたいな感じでね。
―――働いているからこそ分かる、行っちゃいけないお店とかありますか?
可愛くて若い子が多い店のほうが、ちょっとアレかも知れないですね。あんまり行かないほうがいいかも知れないと思います。若い子は、お金を楽に稼げるっていう感覚なんで、サービスは悪い。店員側としてもお客さん側も、年上の人がいる店の方が気が楽ですね。指名も多いですし。写真で選ぶと、可愛い子が選ばれるのは最初だけ。あとはどんどん(人気が)下がっていくんですよ。
―――ありがとうございました。