日焼けサロン店員の芸人が語る業界秘話

日焼けサロン店員の芸人が語る業界秘話

今回お話をうかがったのは、グレープカンパニー所属のお笑いコンビ「あがすけ」のタツキ・マイアミさん。この記事を読めば、黒くなりたくなること間違いなし!

「自分、日焼けサロンで働いているんですよ。受付をしてお客さんを入れたら、それ以降はずっとヒマなので、仕事自体は割とラクですね。イメージとしてはラブホテルや漫画喫茶の受付のバイトに近いと思います。

 

客層としては、もちろんギャルの子たちが多いですね。日焼けサロンで働いていると、店員はタダで焼くことができるんですよ。だから、僕はたぶんどのお客さんよりも黒いと思います。そのせいでギャルたちからのリスペクトがすごくて、正直かなりモテますね。ギャルの間では『黒ければ黒いほどモテる』という謎の文化があります。あと、最近だとAVの中で『日サロもの』というのが1つのジャンルを築き始めているらしくて、『店をAVの撮影で使わせてほしい』という依頼が来たことがあります。『ギャルの日サロ店員が他のお客さんがいないときに……』みたいな、かなりニッチな内容なんですけど、特定のマニアには人気があるみたいです。

 

僕が働いているお店は歓楽街のど真ん中にあるんですけど、実を言うとギャル以外のお客さんは『カタギじゃない系の人』ばっかりなんですよ。あるとき、見るからにそっち系の男性が来て、『いい体してるね。何か格闘技でもやっていたの?』と尋ねてきたんです。自分、昔プロレスをやっていたことがあるので、それを伝えると、『ファイトマネー50万円で土佐犬と戦ってくれないか?』というオファーをされたんです。いくら鍛えているとはいえ、ガブッていかれたら終わりじゃないですか。さすがに勝ち目がないかなと思ってお断りしたんですけど、この時代に『人間vs土佐犬』の試合がどこかで組まれているんだという事実を知って驚きましたね。『グラップラー刃牙』の世界ですよ。芸人としてネタにできるかなあとも考えたんですけど、『負け=死』みたいな気がして、さすがに割に合わないと思いましたね」