お笑い界随一の『金縛り芸人』が語る金縛りの恐怖

―――週に１回金縛りにあうんですね。
あいます。あいます。

気持ち悪いというか、恥ずかしいのが、呼吸困難になるんですよ。それで、もしも見られたら恥ずかしいんです。なんか１回、その、家族とかで寝ている時でも金縛りにあってしまったことがあったんですよ。「どんな風になってるのかな」っていうのが、自分からは見えないから恥ずかしいんですよ。

―――恥ずかしいというより、心配されるんじゃないですか？

もし、「金縛りにあっている時に無理矢理に起こされてしまったら、変なことになってしまうんじゃないか」って思っちゃったりもするんですよ。どうしようもないんです。

―――苦しいんですね………
苦しいです。

ついこの前の出来事なんですけども、事務所の先輩と一緒に車に乗っていて、その中でちょっと寝てたんですよ。その時にも一回金縛りにあってしまって、でも、後から聞いてみたら「周りから見たら特に何にもなかったよ」みたいな感じのことを言われて。「普通に寝てたよ」って言われたけど、自分の意識の中では金縛りにあっていたし、僕的には助けて欲しかったんですよ。起きたら倦怠感もあったし。だから、あんまり見られたくないんですよ。眠っている姿。

―――お笑い界一の金縛り芸人、ということですね。
金縛り芸人ですね。

お笑い界一の被害者ですよ。早く解明したいです。出来るなら治療したいですよね。もしかしたら、何かの病気かも知れないし。

―――「心の問題」もあるんじゃないかな思ってしまいますが？

どうなんですかね。悩むことなんて、特にないつもりなんですけど。強烈なストレスを受けたことはないし、めちゃめちゃ怒られた日になるとかっていう訳でもないし。全然、気分が良い時にもなるんで。

ああ、でも、なんかこう、（金縛りについて）喋ったりとか思い出したりとかしたら、なる可能性がある。

―――ということは、今日も？
その可能性はありますね。

―――申し訳ないことを致しました。
いえいえ、とんでもないです。

完全あわない時って、忘れてしまうんですよ。それで、ある日急にパッと、突発的に来た時に、そこからどんどんと続いていくんです。

治るなら治したいです。

１回ちょっと、自分で、カメラか何か置いて見てみたいですね。

―――是非、企画としてやりましょう。ありがとうございました。