昨日までいた同僚が今日いない!?芸人が語る「ソープランド」のボーイの裏側

昨日までいた同僚が今日いない!?芸人が語る「ソープランド」のボーイの裏側

―――ソープランドのボーイもされていたとか?

 

職業としていい経験をさせて頂きました。いわゆるイイ経験はないですけどね。みんなによく聞かれるんですけど、そういうことしちゃうとぼこぼこにされるか、指がなくなるかくらいの厳しい世界です。

 

っていう体にはなってるけども、二、三ヶ月に一回くらいは女の子と社員のひとが急に飛んだり(いなくなったり)することがあって、「ああ、あのふたりはそういうことなんだな」って思いましたね。
―――駆け落ちみたいなことですか?

 

そうですね。5、6年働いていて良い地位になったひとでも、そうなってしまうと、ぱっといなくなる。

 

―――他には何か印象的なエピソードはありましたか?

 

あとは、女の子側から電話で「あるキーワード」を言うと、ちょっと悪い客だなっていう合言葉があるんです。お店ごとに違う隠語が決められていて、例えば簡単なものだと「おしぼりお願いします」だとか、「シャンプーお願いします」とか、本当に簡単で言いやすい言葉で、それが出ると「その男はなんか不味いことをしてたんだな」って風に認識されるんです。
そして、その電話がフロントに来た瞬間に、音楽を止めて、ドアを閉めて、鍵を掛けて、逃げられない状態にして、その客が出てくるのを社長以下全員で並んで待つんです。その時は尋常じゃない程の緊張感が店中に伝わるんです。

本当に怖い。

お客さんたちも待合室に通されて、とりあえず動かないで下さいって言って、静かにさせるんです。半年に一回くらいはそういうことがありましたね。

 

―――禁止行為とかですか?

 

そうですね。アドレス聞いたりとか、カメラ(盗撮)とか。

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ただ、若い子の場合はやたらそういうのがあるんですよ。

若い子のいる店をギャル店って言って、歳上のことは妻店って言うんです。ギャル店、お姉店、妻店の順番で年齢層が分かれてるんです。で、ギャル店の子はあんまり世間を分かってなくて、わがままな子が多い。そして、ちょっとでも嫌だと、悪質行為だってことにしちゃうんです。(怒られた人の中には)そのとばっちりを受けてしまったこともあると思います。

 

その点、妻店の方まで行くと、慣れてるし、「ここをやめたら次にどうなるか分からない」っていう所まで来てるので、やっぱりある程度の所まで我慢して、お客さんを大事にすることが多いです。
部屋が店に10個とか8個しかないのに、女の子が20人とかいたりしたら、準備が早い子が有利で、営業時間内に何回その部屋を使えるかっていう戦いになってくるんです。そうすると妻店の人の方が準備が早い。若い子の方は、「お腹痛い」とか「頭痛い」とか寝てたりとか、準備してないとかあるので、色々大変な思いをすることになる。