命懸けで時給は◯◯◯円!?山奥に連れて行かれるヤバいバイトとは!?

命懸けで時給は◯◯◯円!?山奥に連れて行かれるヤバいバイトとは!?
お笑い芸人は「一体どこで見付けたんだ!」とツッコミを入れたくなるような不思議なバイトを経験している人が多い。サンミュージック所属のお笑いコンビ「シャイニングスターズ」の岡田さんも、その内のひとりだ。ひょうきんで穏やかな見た目からは想像出来ない、死と隣り合わせの修羅場を潜り抜けてきた岡田さんの体験談をご覧頂こう。
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ヤバい岩を写真で撮る

岡田さんが東京に来たての時に、前に住んでいた大阪の知り合いが「こんなのがあるよ」と言って紹介してくれたのが「地質調査」のアルバイト。都内から車で片道3時間、神奈川県のとある山の中で、その調査は行われていたという。
木ばかりで「どこから入ればいいの?」という感じの山を、木と木の間を無理矢理にかき分けて、凄く急な斜面を登って行き、同行してるプロの人達に「そこに立ってくれ」と指示され、赤と白の棒みたいなのを持って、写真を撮ってもらう。その時は、地質調査というよりは測量で、地すべりが起きそうかどうかを調べる為に、写真に撮った棒を元に、その地点の角度を測っていたそうだ。
他には、「トンネル工事をするから工事予定の場所の上側を見ておきたい」と言われて、工事予定地の山を登って行き、(そこにある)大きい岩に数字を書いて「これは、落ちてきたら死ぬタイプのヤバいやつ」と確認し、写真を撮るという作業もあった。
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底なしの崖を普通に歩かされる

(山の奥で)足場になっている部分は、岩が組み合わさって出来ているだけなので、踏み外したら底が急に抜けてしまう。土が滑り出し、足も一緒に滑り出してしまう。
そうなると、軽い滑落ですよ。どうしようもないんです。どうすることも出来ず、落ちて行くしかない」「(僕が落ちた時は)たまたまそこに木があって、助かったんです。あの時は死ぬかもしれないと思いましたね」と、岡田さんはその時のことを振り返る。もしも岡田さんが木を掴んでいなかったら、こうして話を伺うことも出来なかったかも知れない
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怖い生き物に遭遇したことも

お昼の休憩が訪れ、山奥で弁当を食べていた所、イノシシが下の方を走っているのが見えて「これは危ない!」と思った岡田さんたちは「とりあえず弁当隠さな!弁当隠さな!」とパニックになり、皆で一斉にカバンの中に弁当を押し込んで、じっとしていたそうだ。
他に優先すべきこともありそうだが、弁当に釣られてやって来たのかなと思い、必死に隠したのだという。
命懸けの作業に加え、片道3時間、帰りも入れたら6時間の地質調査は、なんと給料が1日で1万円。ハードな割にはそこまで高くないのだ。
岡田さんは平日週3、4くらいの頻度でやっていたそうだが、めちゃくちゃ疲れる上に、全身泥だらけになるにも関わらず、給料が割に合わない為、2ヶ月程で辞めてしまったのだとか。