お笑い芸人が暴露する 闇が深すぎる居酒屋バイトの実態
今回お話を伺ったのは、トゥインクル・コーポレーション所属のお笑い芸人・森井あきひとさん。超有名居酒屋チェーン店の闇とは?
「2年ほど前までですね、某有名グループの居酒屋でアルバイトをしていたんですよ。僕より年下の、21歳の子が店長をやっていまして、その店舗は居酒屋の時間帯だけじゃなくて、ランチの時間からやっているっていう業務形態だったんですけれども、あるとき、急にその店長が飛んでしまいまして、アルバイトたちだけで店を回さなければいけないっていう状態が1年間くらい続いたんです。僕、週5から6くらいで朝8時半から居酒屋の閉まる4時までずっと働いてたんですよ。19時間。たまに来る本社の人からは『このことは絶対に言わないでくれ』って言われたり、店で売れ残ったお弁当を自腹で買わされたり、本当にむちゃくちゃでしたね。
いつも僕ひとりしかいなくて、いわゆるワンオペで回していたんです。でも、結構席数も回りますし、どう頑張っても回せない。オフィスビルの一角にある店舗でして、来る人が大体決まっているので、『お兄ちゃんいつも頑張ってるね』なんて言われながら働いていました。『店長なんでしょ?』『いや、僕ただのバイトなんですよ』『またまた〜』みたいなやり取りがよくあったんですけど、本当に笑い話じゃ済まない話でしたね。
そのとき、僕を含めてバイトが3人いて、まず店長が飛び、一人の若い子も飛んでしまって、僕ともうひとりだけになってしまって。『店長を立てないとどうしても営業が成り立たない』『書面が通らないから』と言われて、その子が雇われ店長的に働かされていましたね。ずっと『潰れたらいいのに』って思ってましたよ。あのとき僕、居酒屋のバイトで月35万円くらい稼いでましたね。まあ、それに以上に働いていましたけどね。このままやったら死ぬって思っているときに、本社のチェックが入って、改善されるタイミングで辞めましたね」