男芸人とお笑い好きの嫁は家庭内でも「芸人のノリ」を貫く

男芸人とお笑い好きの嫁は家庭内でも「芸人のノリ」を貫く

今回お話をうかがったのは、トゥインクルコーポレーション所属のお笑い芸人「街裏ぴんく」さん。お笑い好きの奥さんとの心温まるエピソードとは?

「僕の嫁はもともとお笑いファンで、フットボールアワーさんの追っかけをやっていたこともあるくらいなんです。それで、たまたま僕のライブを見て、近付いてきてくれたんですよ。僕は単独ライブの前の時期には腐るほどバイトを休まないといけないんですけど、嫁はお笑いが好きなだけあって、そういうことにも寛容なんですよ。ただ、その代わりに『ちゃんと面白いものをやれ』というプレッシャーを与えてくれるんですけどね。

 

それで、嫁と僕の間にもちょっとした芸人的なノリがありまして。嫁が家で洗濯物を干しているとき、ブラジャーを干す前に『嫁のブラジャーやで』って言ってくるんです。それに対して僕は『わあ、元気出るわ』って返す、という流れがあるんです。嫁が自分のパンツを干すときには『嫁のパンツやで』って言ってくるので、『わあ、世界って素晴らしい!』と返す。ブラジャーのときは『元気出るわあ』、パンツのときは『世界って素晴らしい』。だから、僕はブラジャーのことを『元気』、パンツのことを『世界』って呼んでるんです。ブラジャー1つとパンツ2つが干されていたら『1元気2世界』みたいな感じで頭の中で変換するんです。あるとき、ブラジャーが4つもかかっているのに、パンツが1個もなかったんです。家には僕しかいなかったんですけど、『元気が4個もあるのに、世界が1個もない』って考えたら、なぜだかめちゃくちゃ面白くなってきてしまって、15分くらい1人で笑ってしまいました。

 

あと、嫁は体が大きい人が好きなんですよ。それで、近所に不動産屋のエイブルがありまして。その建物からものすごい大きい、僕よりも大きい社員さんが出てきたんです。それを見た嫁が『うわあ、ええわ』って言いだしたんです。その日、家に帰ってからも、いつものノリが始まりまして。僕が嫁に何かを差し出して『ほら、エイブルの社員やで』って言う流れができたんです。それに対して嫁は『ええわ、抱かれたいわ』って返すんです。冷蔵庫を開けてマヨネーズを取ってあげて、『ほら、エイブルの社員』『うわあ、抱かれたいわ』という感じ。15分くらいそんなやり取りをしてたんですけど、最後に僕が自分の股間を指さして『ほら、エイブルの社員』って言ったんですよ。そしたら嫁は『それはエイブルちゃうわ。ミニミニや』って言ったんです。さすがウチの嫁、と感心しました」