ちょっと何言ってるか分からない!? 山形弁のクセがすごい祖母
今回お話をうかがったのは、グレープカンパニー所属のお笑いコンビ「わらふぢなるお」の口笛なるおさん。新婚の彼を待ち受けていたとんでもないピンチとは?
「僕、昨年の3月に結婚したんですよ。妻の親御さんにはもちろんご挨拶していたんですけど、妻の祖母にはお会いしてなかったんです。95歳でご健在なんですけど、山形にいらっしゃって、仕事の都合でなかなかご挨拶に行けなくて。ついこの間、ようやく時間を作ることができて、妻と一緒に山形に行ったんですよ。道中、奥さんから『山形で95歳だからすごくなまってるよ』と忠告されまして。『ほとんど何を言ってるか分からないと思うから、私が訳すね』と言われて。外国の人じゃないんだからと思いつつ、一応『頼むね』と答えたんです。それで、いざ実家に着いたら、妻の叔母と祖母が出迎えてくれたんです。そこから僕と嫁の4人で会話が始まったんですけど、本当に何を言ってるか分からないんです。外国語レベルで何を言っているか全く聞き取れなかった。
頼みの綱である妻に訳してもらうしかないんですけど、なまり方が想像以上だったみたいで、彼女もあんまり分かっていなかったんですよ。でも、いちいち『分からないです』って言えないから、適当にうなずいたり笑ったりしてやり過ごしていたんです。それで、1時間ぐらい経ってそろそろ帰ろうということになって立ち上がろうとしたときに、祖母が一言『ボボボ』みたいなことを言ったんです。顔を見たらちょっと冗談っぽい顔をしていたんで、『ハハハ』って笑ったんですよ。でもそのとき、僕しか笑ってなかったんです。あとから奥さんに確認したら、『私も95だからこれで会うのは最後かもしれないね』って言っていたらしくて。それを知らずに僕は爆笑しちゃったんです。本当に笑えないですよね」