髭男爵・山田ルイ53世が新著『一発屋芸人列伝』で「ルネッサンス」の誕生秘話を公開

髭男爵・山田ルイ53世が新著『一発屋芸人列伝』で「ルネッサンス」の誕生秘話を公開

髭男爵・山田ルイ53世が5月29日、自身のブログを更新。31日に発売される自身の著書『一発屋芸人列伝』の内容を紹介した。

 

山田は月刊誌『新潮45』(新潮社)で「一発屋芸人」をテーマにしたノンフィクションを連載していた。その内容は出版業界で高く評価され、「第24回編集者が選ぶ雑誌ジャーナリズム賞」の作品賞を受賞。その連載をまとめた書籍『一発屋芸人列伝』(新潮社)が5月31日に刊行された。

 

「本文より抜粋」と始まった29日の記事で山田は、「本連載、『一発屋芸人列伝』の最後を飾るのは、筆者、いや僕と相方、異端の貴族漫才師、”髭男爵”である」と、自身を「一発屋芸人」として紹介。「明るく照らし出されたステージ上から、視線を横にズラすと、舞台袖の暗がりに辿り着く。目を凝らせば、闇の中にぼんやりと浮かび上がる二つのシルエット。一つは、シルクハットを頭にのせ、もう一つは外向きにカールした奇妙な髪型の持ち主。共に、ワイングラスを手にしている」「酒盛りではない。ほろ酔いとは程遠い、緊張の面持ち。舞台上には目も呉れず、何やらブツブツとネタの最終確認余念がない……と言うより、余裕がない」とつづり、「余裕がないのも無理はないのだ。何を隠そう、暗闇の中、出番直前まで稽古しているのは、後に僕達を一発に導く、出来たてほやほやの”乾杯ネタ”。客前で披露するのはこのときが初めてである。”ウケるかウケないか”の実戦データは全く無い」と運命の瞬間に臨むときの心境を臨場感たっぷりにつづった。「ルネッサンス」を初めて披露したそのとき、何が起こったのか? 気になる方は書籍をチェックしてみよう。