あれは何だったのか? 誰もいない家で聞こえた不可解な音とは

あれは何だったのか? 誰もいない家で聞こえた不可解な音とは

今回お話を伺ったのは、サンミュージック所属のお笑いトリオ「三頭辰」の坂本さんだ。

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―――心霊現象を体験したとお聞きしました。

これは僕が実家に住んでいた時、19歳の時の話なんですけど、特別「幽霊を見た」という話ではなくて、どちらかって言うと「あれはいったい何だったんだろうな」っていう話なんですけど………

―――構いません。

朝起きる時にに僕の右肩らへんに人の気配を感じたんです。そしてパッと目開けるじゃないですか?そうしたら、目を開けた瞬間に家の廊下を誰かがダッダッダッダッダと走り去る音が聞こえたんですよ。それで僕、「あっ」「なんだ今の」と思って、咄嗟に時計を見たんです。時刻は朝の10時でした。

 

家族はもうとっくに仕事に出掛けてて、みんないなかったんですね。僕は「もしかしたら泥棒かな」と、「ちょっとまずいな」と思って、寝室を出て台所の方に行ったら、ちょっと分かりますかね?僕は正式な名前を知らないんですけど、よく田舎の方の家に行くと、家の廊下に上から吊るしてあって、のれんのような形で、通ると音がじゃらじゃら鳴る玉のれんみたいな奴があるじゃないですか?あれが大きく揺れてたんですよ。人が通った後みたいに。

 

それを見て「あっ、これは完全に泥棒だな」と思って、思い切って家中を全部探したんですよ。押し入れの中とかトイレとかお風呂とか。あとは、家のドアとか窓が全部閉まってるかとかも。

でも、全部閉まってるし、誰もいない。

あれっ?」「じゃあ、あの音は一体何だったんだろうな」って………

―――は~。未だに分かっていないんですか?

未だに分からないですね。

―――何か失くなっているものはありませんでしたか?

なかったですね、一切。
あれって何だったんだろうって………

―――誰か、あるいは、何かがいたんでしょうか?

誰かいたんですよ。
多分ですけど、僕は、あれは「オバQ」だと思ってます。

―――オバQ?

オバQだったんじゃないかって。
あれはオバQでした。オバQ

―――オバQ……

今のをオチにしておいて下さい

―――オチか。………オチか。わかりました。ありがとうございました。