「わ◯しう◯ない」!? お笑い芸人が語るガチで怖い話 〜後編〜

「わ◯しう◯ない」!? お笑い芸人が語るガチで怖い話 〜後編〜

うらないで

もう、これ以上は分からない」「ここまで来たら、勘で何か入れよう」という話になった所、先輩が「これ、私をう“ま”ないで、じゃないか?」と言い出した。親がいない子供たちの施設だったという噂があり、何よりも子供の字だった為、「私を産まないで」じゃないか、と。「なるほど」と頷いた鈴木さんたち。

 

その次の候補は「私をう“ら”ないで」だった。人身売買をしていたという話もあったからだ。けれども、「産まないで」と「売らないで」の2個しか候補がなかった。何故だか「なんかしっくりこねえな」という気持ちに襲われた鈴木さん。「しっくり来るっちゃくるけど、何かが違う」と思いながらも、「明日も仕事あるし、そろそろ帰ろう」と、全員はガラスの館を後にした。

うめないで

それから1ヶ月くらい経ったある日、一緒に行った同級生の子が、「鈴木聞いたか?ガラスの館、取り壊された」と教えてくれた。鈴木さんが「丁度よかったな、俺ら最後に行けて」と返すと、その同級生は「実はな、それを取り壊してる最中に、館の地中から子供の白骨死体が出て来たらしいんだよ」と呟いた。それを聞いた瞬間に、鈴木さんは気付いてしまった。

 

あの言葉、「う」と「な」の間に当て嵌まるのは「」、「私を埋めないで」だったのではないかと………