「それが物体である以上は絶対に掴み取れる」UFOキャッチャーの攻略法

「それが物体である以上は絶対に掴み取れる」UFOキャッチャーの攻略法

今回お話を伺ったのは、サンミュージック所属のお笑いコンビ「ホイップクリーム」の陸斗さん。前回「クックロビン」の大井さんが教えてくれたのとは違い、今回は店員目線ではなく、通い詰めた客の視点から「UFOキャッチャー」の攻略法を教えてくれた。

SONY DSC

―――「UFOキャッチャーの攻略法」をご存知だということですが?

僕、UFOキャッチャーにはまったのが高校1年生の時で、その時は放課後にアルバイトをしてたんですけど、月4万くらい、徳島なんですけど、徳島で月4万円くらい稼いでいて、実家暮らしなのでお金使うことがなかったので、もう全額をゲーセンにつぎ込んでいたんです。

―――徳島でのバイト代4万円を、全て?

そんな生活を3年間ずっとやってて、ゲームセンターの中でもUFOキャッチャーをずっとしていて、これから説明するのは、その時に出会っためちゃめちゃうまいおじさんに伝授してもらった技なんですけど、UFOキャッチャーって、なんせお金をつぎ込んだら確実に取れるんですよ。中に入ってるのは宝物なんですけど、それが物体である以上は絶対に掴み取れるんですよ。

どれだけ低コストで取れるか」っていうのが勝負で、これだけは覚えとってほしいっていうのが2つありまして、それがアームなんですけど、あの動く腕みたいなのをアームって言うんです。それで、台に向かう時にアームの先っちょにある銀のやつ、あれが爪って言うですけど、「あれがちゃんと重なっているか」を見て欲しいんです。あれがずれてたら、後にちょっと下りていくときに、爪が箱に当たってしまうと、アームの力って100%から50%くらいまで一気に減っちゃうんですよ。ちょっとでも爪が当たっちゃうと50%になっちゃうんで、全部の力が伝わらなくなるので、取れなくなっちゃうんですよ。

SONY DSC

あと、アームでどうやって掴むかっていう時、その開く可動域みたいなのが皆分からないと思うんですけど、アームの外のカーブ、外のカーブがMAXに開く場所があるんですよ。アームの爪が一番外に開くんが、外のカーブなんです。

―――MAXに開く?

あれを見ながらフィギュアがあるところに「あ、ここだとあたらへんな」というのを見て、それで下ろしていってやれば、100%の力のアームがそのフィギュアとかぬいぐるみに掛かるので、いつもよりも簡単に持ち上がって取れるんです。

ただ、台によって取り方っていうのが違うんで、まず初心者の人は店員さんに「これはどうやって取ったらいいんですか」っていうのを、勇気持って聞くのが一番いいです。僕みたいに3年、4年ずっとやってたら「この台はこうやって取れるな」っていうのが経験から何となく分かるんですけど、最初のうちはそれが分からないので。

店員さんに「これどうやって取ったらいいですか」って言ったら、簡単に教えてくれるんですよ。「これはこうやったらいいですよ」って教えてくれるので、それを聞いて、今僕が言ったアームの知識を参考しながら動かしたら、いつもだったら3000円掛かっていたものが1000円とかで普通に取れちゃったりするんですよ。

―――3分の1になる?

これだったら本当に、幾らでも取れます。

―――店員さんに聞くことと、アームの可動範囲を確認することが大切。

あとはアームのズレですね。

―――ズレてたらダメだということですね?

ズレてたら「ここだなっ」て思っても、開いたときに右と左のアームの落ちる位置が違うので、思ったようにいかない。ズレているのを計算に入れてアームを動かさないといけなくなるので、ちょっとまた難しくなっちゃうんです。

―――難易度が上がるわけですね?

爪さえ選んだら、最初の方は確実に落ちていきますよ。
取れると一気にゲーセンが楽しくなりますよ。

―――ありがとうございました。