二階から録音してるのか!? 不可解な留守番電話たち

―――東京に出てきたばっかりということですが、半年くらい経ってみてどうですか?
やっぱり、「関西弁のキツさ」っていうか、僕は自分の中では関西弁ですけど、そこまでキツくないつもりだったんですよ。大阪の中でも。でも、その口調でも「関西弁がきつい」って言われることが多くて………そんな僕でも、半年東京で過ごすと、自覚出来るようになるんですよ。関西弁のキツさを。
―――ということは、今はかなり関西弁が抜けてきた状態ですか?
「抜けてきつつ」みたいな感じですね。
抜けすぎるとまあ、大阪の人から苦情が出る。「はい、お前東京に染まった~」っていう定番の流れがあるので。でも、やっぱり、友達が大阪から遊びに来たとかすると「関西弁がすごいな」って思っちゃうんです。「あれ。こんなきつかったっけ?」って。
逆に僕が「じゃない?」とか言ったら、何とかじゃんって言うと、ちょっとですよ、ほんのちょっと「じゃん?」って使うと「何それ?」ってなりますね。
―――違いますよね。
やっぱり大阪はそういうプライドがある。元々僕もプライドあった方なんですけど、もう今は東京にぺこぺこしてる。東京様様でございますので。「東京様、ありがとうございます」って。染まりに染まりまくって。だからもう、抜き切ることを抑えないとネタにも支障出ちゃうんで。
―――関西出身の芸人さんは、そこが難しいところですよね。
そこの駆け引きを今はしているところですね。
―――ありがとうございました。