「ベッキーさんの不倫騒動、僕のせいだと思います」不幸すぎる芸人を襲う悲劇

「ベッキーさんの不倫騒動、僕のせいだと思います」不幸すぎる芸人を襲う悲劇

その後は、ひとり抜けたから、必然的にコンビになって活動したんです。そこからまた事務所に入ることにしたんですけど、前の代官山プロダクションの会長が「新しく事務所作るから、お前ら入れよ!」ってなったんです。で、いざ入ったら、そこもマネージャーが全員辞めてしまって、事務所ごと潰れたんです。

―――そんなことがあるんですね。

あるんですよ。
一番びっくりしたのは僕ですからね………

マネージャーが「もう脱退する」ってなって、それでもう、僕の中で事務所に入ることが嫌になってしまって、「じゃあ、自分らで作ろうか」っていう話しになって、お笑い団体を作って、路上ライブとかで集客とかをやったんですよ。

だけども、あまりにも魅力っていうか、不幸のオーラが強すぎたのか、警察が来るんですよ。やっぱり、人集めすぎると。「そこでやっちゃダメだよ」みたいに、

―――路上ライブとかは禁止されている場所が多いですからね。

だから「ダメだよ」って注意しに来るんですけど、僕らがやってたら、「駅の近くで大喜利やってるホームレスがいるっていう通報が来たんだけど、もしかして君たち?」って警察のひとに言われたんです。「ああ、それは僕たちです」って、答えながらも。俺らは一体何だと思われてるんだってなりましたね………

―――大喜利なんかもやってた訳ですね?

そのお笑い団体の中には女の子も居たんですけど、すいません、これはちょっとダークな話になってしまうんですけど、俺が組んでた相方がその子を襲おうとしてたみたいなんですよ。強引に。その時は僕はその一件を知らなくて、女の子が脱退してから、こういうことがあっただと聞かされて「こんなんじゃ続けられない」ってなって、結局その団体は崩壊してしまいました。

また、なくなっちゃった。

そこからは知り合いのツテで、とある事務所を紹介して貰って、そこに行きました。CDの制作会社なんですけど、初めてもらった仕事が「全然売れていないアーティストのCDを100枚買え」っていう謎の仕事だったんです。

―――収入はどうだったんですか?

収入はないです(笑)むしろ、僕がお金払ってるんでマイナスです。

それで、まあ色々とやってたんですけども、結局CDは売れないんで、また経営破綻で潰れたんですよ。「もうどうしようもない」ってなりましたね。
僕の親戚のおじさんが「芸能界のパイプがある」って言っていて、結構色々な人と関わってるから「じゃあ、俺が事務所作るからお前そこに入れよ」って言ってくれて、それで、その新しい事務所に身を寄せました。

―――作ったんですね。

作ったんです。

今のコンビじゃないですけど、当時の僕のコンビと、世界2位の尺八の名人がいるっていう謎の事務所だったんです。

その世界2位の尺八の名人が、まあ一度も会ったことはないんですけど、なんか、すごく稼げる人なんです。それで「もう、フリーでやった方が稼げるから」って言って、事務所を辞めたんです。その瞬間に「尺八の名人がいないんなら続ける意味ねえ」って判断されて、そこも潰れたんです。

もう、これだけ(所属した)事務所が潰れて、更には養成所でも何回もコンビ解散したりとかしていて………

(養成所で解散した)そのコンビも、相方が途中でニコニコ生放送にはまりだして、「俺ニコニコ生主として生きていくわ!」って言われて解散したんです。相方がそういう風に消えるんですよ?ちなみにそいつは、今はもうお笑い活動も何もしてないです。