「ふと、男の人を弱らせる方法を思いついたんです」いきり立つ外国人!!

「ふと、男の人を弱らせる方法を思いついたんです」いきり立つ外国人!!

そんな時に、ある日普通に街を歩いていたら、横を走っていたタクシードライバーのひとに「学校まで行くんだったら、道分かるからタダで乗せてってあげるよ」って急に声を掛けられて、「ありがとうございます」って信じちゃったんですね。で、乗ったら、そのひとにプチ誘拐されたんです。

 

学校じゃない方向に行きだして「街を見せてあげる」って言われて、いやいやいやってなっている、「帰りたい」って半泣きになっている私を余所に色々な街を見せられて、「私はこのまま売られてしまうんじゃないか」って半ば諦めたような気持ちになっていたら、(タクシーが)湖の見える駐車場みたいなところで止まって、そこで急に「眼を閉じて」って言われたんです。チリ人のタクシードライバーに。

 

何が始まるのかと思って、とりあえず鞄を盗られたら嫌なので、鞄をぎゅってしながら薄目を開けてたんですね。そしたら、タクシードライバーは音楽を掛け始めて、スペイン語の歌をすごい熱く歌い始めたんです。サビまで熱唱し続けて、「コラソン!」、日本語でみたいな意味のところで、そのままキスをされました。「ここかい!」って思いましたね、

 

―――すごい経験ですね。熱唱するチリ人のタクシードライバー(笑)

 

あとはクラブで出会ったネパール人にキスされたりとか、色々な国籍のひとにキスをされましたね。

その事件の後に、初めて彼氏が出来たんですよ。

 

―――それもチリ人?

 

いえ、ニューヨーカーです。そのひととは普通にお付き合いをして、いっぱい友達も出来て楽しかったんですけど、私はやっぱり日本に帰って来てお笑いがしたくて、ずっとニューヨークにいる訳にはいかなかったのでお別れをしてきたんですね。

 

でも初めて出来た彼氏だったので、すごく悲しくて。悲しくて、悲しすぎて、その反動でやさぐれてしまいまして、帰って来てから今の彼氏が出来るまでにアメリカ人3人アルゼンチン人ひとりと一夜を共にしてしまいました。でも、そういう風に出会いを求めて行ったバーでは確実に外国人には声を掛けられてましたね。

 

―――モテるんですね。

 

モテますね。

自分でもびっくりします。

 

―――分かりますか?このひと私に気があるなって?

 

分かります。普通にバーにいて、ふっと目が合って、にこって笑ってきたら、もうだいたい向こうはこっちにモーションがあるんです。そこでにこって返すと、「ハロー」って話し掛けて来ます。そこから話し始める感じですね。

私はその時やさぐれてたので、だいたい成立させてました。させにいってました

 

―――彼のことを忘れようと?

 

忘れようとしてました。