あなたは知っていますか? 空襲後のB29を生で見たお笑い芸人

―――スポーツ歴が凄まじいですね。では、話をお笑いに変えましょう。コンビ名の由来を教えて頂けますか？

普段からよく使う言葉なんですよ。お酒の席とかでね、何かをあげる時に「はい、冥土の土産だよ」なんて言って。

―――なるほど（笑）コンビ名とおふたりのビジュアルを見たただけ笑ってしまうお客さんも多くいらっしゃると思います。次は、これはティーチャさんにしかお聞き出来ないことだと思います。戦争の時代の話を伺ってもよろしいですか？

（めいどのみやげの）ネタでもやってますよ（笑）浅草の方では大分ウケるので、調子に乗ってやらせて頂いてます。

低空飛行をしているB２９のパイロットと目が合った！？

私は錦糸町生まれで、疎開とまではいきませんが、空襲の時は小岩まで避難しました。警戒警報が鳴ると学校が終わるので、そうしたら家に帰る。帰りながらふと見上げると、B29が空を飛んでるんですよ。もっとも、お昼は偵察で飛んでいるだけなので撃ってこないんです。そこからヒントを得て、傍にあった竹竿でB29を２機落とした、っていうネタをやらせて頂いてます。

―――東京大空襲の時に小学校３年生？

はい。その時は小岩にいまして、爆撃は逃れました。燃えている空が小岩の方からよく見えました。低空飛行しているB29がライトの中に映って、それがもう大きい大きい。昼に見たのとは全然違って、驚きました。

その後の疎開先は土浦でした。土浦の航空隊を襲った奴が筑波山の麓でUターンするので、また大きく見えて。乗ってる人の顔まではっきりと見えるんです。それこそ、目と目が会うくらいまで。