深夜のコンビニに突然かかってきた不気味な電話

深夜のコンビニに突然かかってきた不気味な電話

今回お話をうかがったのは、グレープカンパニー所属のお笑い芸人「シオマリアッチ」さん。コンビニ店員時代に経験した不思議な話を語ります。

「昔、大阪で夜勤のコンビニバイトをしていたとき、お店に電話がかかってきたことがあったんです。出てみたら、電話の相手が『どうも、こんにちは。塩田くんですよね?』って僕の名前を言ってきたんですよ。誰だろうと思っていると『あの、よくそちらのコンビニに行かせてもらってるんですよ。僕、塩田くんのファンでして』と告げられまして。女の子だったら嬉しいかもしれないですけど、明らかにオッさんの声なんです。気持ち悪いなあと思いつつも『ご用は何ですか?』と聞いたら、『ちょっとお願いがありまして、10万円出すんでヌードになってもらえませんか?』と頼まれたんです。もう気持ち悪いを通り越して怖いじゃないですか。それでキッパリと断ったら、『お願いします、お願いします。じゃあ、あの、20万円出します』と値段を上げられたんです。

 

『いやいや、いくら積まれても無理です』と突っぱねたら、『分かりました。30万円でどうですか』と切り出されまして。さすがの僕も『ん!?』とちょっと心が動いてしまいまして。でも、冷静に考えるとどんなことをされるか分かったものじゃないし、やっぱり断ることにしたんです。すると、そのオッさんはすごく落ち込んでしまって、『ああ、そうですか。じゃあ、せめて何個か質問に答えてもらってもいいですか?』と要求のハードルを下げてきたんです。それぐらいなら別にいいかと思って応じてあげたところ、『身長は何センチ?』『体重は?』とか、10項目ぐらい体に関する細かいことを聞かれたんです。それで、全部にちゃんと答えたところ、『ああ、分かりました。ええっと、じゃあ、10万円でお願いします』って、さっきよりも値段が下がっていました。オッさんの好みに合わなかったのかもしれないですね」