僕の相方が脇毛をズルズルすすり始めた
今回お話をうかがったのは、グレープカンパニー所属のお笑いコンビ「ガロイン」の伴さん。芸人を始めたばかりの頃に彼を驚かせた出来事とは?
「僕が相方と組んで初めてネタ合わせをしたときの話なんですけど、まだそんな仲も良くなくて、お互いのことを知らなかったので、仲良くなるために相方を家に呼んだんですね。僕の部屋でネタ合わせを始めたんですけど、ちょっとその日は忙しくて何も食べていなかったんで、『カップ蕎麦を食べていいかな?』と尋ねて、『あ、いいよ』と言われたので、お湯を沸かして食べていたんです。そうしたら、相方の方から『ズルズルズル』って、麺をすする音が聞こえてきたんですよ。相方の方をパッと見たら、相方が自分の脇毛をちぎって食べていたんです。
芸人ならそこですかさずツッコまなきゃダメなのかもしれないんですけど、僕は純粋に驚いて、言葉を失ってしまったんです。すると、相方は反対側の脇の毛も食べ始めたんです。僕はそれでもツッコめなくて、本当に気まずい時間を過ごしました。後日、確認してみたら、やっぱり相方は『あれが僕のボケなんだよ』と告げてきました。ほかにも、2人で歩いていて公園の前を通ったときに、突然『ブランコに乗るよ』と言い出して、上半身裸になってブランコをこぎ始めたんです。笑顔で『ワーイ』みたいな感じで乗ってるんですけど、面白くはないんですよ。
そういうシュールな感じをネタにも反映させていきたいんですけど、実は相方も僕もあんまり才能がないんですよ。だから、そういう奇抜な発想をネタ作りに生かすことができないんです。いつか何とかしたいと思ってはいるんですけどね」