北海道人は『さっぽろ雪まつり』にあんまり興味がない!?

北海道人は『さっぽろ雪まつり』にあんまり興味がない!?

今回お話をうかがったのは、太田プロダクション所属のお笑いコンビ「パニーニ」の飯沼さん。北海道人がほかの地域の人にどうしても言っておきたいこととは!?

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「僕は北海道の滝川市の出身なんです。あんまり有名なところではないですね。一応、ミキティー(藤本美貴)の出身地でもあるんです。ちょうど同い年で、住むところがちょっと違っていたら同じ中学校に通っていた可能性もあります。北海道って、土地が広いこともあって、自分の出身地しか分からないみたいなところがあるんですよ。例えば、『秘密のケンミンSHOW』っていう番組があるじゃないですか? 普通は自分の地元を紹介されると嬉しいと思うんですけど、北海道に限っては、土地が広大すぎるせいで、『北海道南西部の◯◯市の住民は』というふうにすごく細かいくくり方をされるんですよね。それぞれ微妙に文化も違うから『こっちではそうじゃないぞ』みたいになるので、あんまり楽しめなかったりします。

 

北海道のお祭りと言えば『さっぽろ雪まつり』っていうイメージが強いと思うんですけど、実は、札幌に限らず、雪まつりはいろいろなところでやってるんですよ。雪中サッカー、雪中綱引き、大声大会とか、雪とは関係ないものも多い。しかも、意外とみんな、『さっぽろ雪まつり』に関心がないんです。むしろ、全部終わった後に、ユンボとかで雪像を崩すのを見ているのが楽しいです。キレイに作られた雪像がめちゃくちゃに壊れていくところが楽しい。皆さんももし行く機会があったら、終わった後の片付けまで見て行くのがオススメです。

 

あと、東京の知り合いに『旅行で北海道に行くんだ』という話をされたときに、『どこ行くの?』と聞くじゃないですか。そうすると、大抵は『富良野でラベンダー見て、小樽で寿司食べて……』って、全行程600㎞ぐらいのスケジュールを組んでいることが多いんです。それを聞くたびにめちゃめちゃダメ出しをしていますね。札幌なら札幌、富良野なら富良野って、その場所ごとに行くところ を絞っておかないと、移動でバカみたいに時間を使っちゃうんですよ。北海道の面積って、東京から静岡までがすっぽり入るくらいですよ。それをみんな分かっていないので、レンタカー借りて、1日のうち8時間は車の中だった、みたいなことになってしまうんです。行く場所を絞って観光するのがいいと思いますよ」