神のお告げで進路を決めた中学生の僕

神のお告げで進路を決めた中学生の僕

今回お話をうかがったのは、ケイダッシュステージ所属のお笑いコンビ「キズマシーン」のサミダレさん。中学生の頃に天から降ってきたという「お告げ」の内容とは!?

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「僕は中学の頃、あまり学校に馴染めなくて。授業中ずっと寝ていたり、学校をサボってたり、いろいろやっていたんです。それで、いつものように授業中寝てたら、辺りがシーンと静まり返ったんです。『あれ?』と思って、目を開けてみると、普通に授業をしているのが見えたんですけど、音だけがこっちに入って来ないんです。それで、『これは何だ? 夢かな?』って思っていたら、なんか上の方から、音声で聞こえたわけじゃないんですけど、強いて言うなら『頭の中に直接』みたいな感じで、『お前は将来何になりたいんだ?』っていう言葉がファッて浮かんできたんです。

 

『えっ、何だろう。将来か……』って考えたんですよね。そのときの僕は絵を描くのが好きだったんですけど、それと同じくらいお笑いも好きだったので、どうしようかなあと。そういうことは今までになかったし、ここで何かが決まりそうだな、っていう予感めいたものもあったので、だいぶ考えた末に、『お笑い』ってノートに書いたんですよ。そうしたら『へー、向いてそうじゃん』って声が聞こえて、気が付いたらまたファッて授業の風景に戻っていたんです。中学を卒業してすぐにお笑いの養成所に入って、この事務所に入って、コンビも組んだ。今考えると、あの瞬間が何かのターニングポイントだったのかな、と思うんですよね。芸人になるために養成所に行きたいと言ったときにも、親は理解してくれましたし、中学校の先生に至っては、将来食っていけるかどうかとかじゃなくて、『その養成所は実家から通える距離なのか?』っていうのをすごく心配していました。両親にも先生にも恵まれたと思います」