ヤバすぎ!! 携帯電話から漏れ聞こえた女の叫び声
今回お話を伺ったのはサンミュージック所属のお笑いコンビ「ハンセンナンセン」の田中さん。まだ20歳、新人のお笑い芸人である田中さんが2年前に経験したという怖い話とは!?
―――これまた「怖い話」をお持ちだそうで?
まあ、一応怖い話なんですけど。
結構皆さん「怖い話」って、本当に怖い経験をお話してると思うんですけど、僕の場合は一切霊感とかがなくて、その僕が体験した「一応これかな」っていうくらいの話なんですけど、聞いて貰えますかね?
―――そういう始まり方をする怖い話が一番えげつかなかったりしますよね?
止めて下さい(笑)
僕今20歳で、今年から東京に来たんです。それで、これは2年前、高校3年生の時の話なんですけど、夜の21時くらいに、友達の家の団地の、その下にある広場みたいなところで、5人くらいで喋ってたんです。その途中、たまたま当時付き合ってた彼女から電話が掛かって来たんで、「電話してくるわ~」って言ってちょっと離れて電話してて、それで帰ってきたら、その4人がなんか真っ青な顔になってて、「なんだろう?」と思って「なんなん、その顔?」って聞いたら、「リョウ(田中さんの下の名前)さ~、電話、スピーカーにして喋ってた?」って聞き返されたんです。「いや、してへんけど。別に俺一人で電話してるんだから、そんなスピーカーにする意味もないし」「嘘や、スピーカーにしてたやろ?」「いや、だから、してへんけど!」って変な感じになって、詳しく話を聞くと、僕が電話してる場所の方から、ずっと「機械通したような女の声」が聞こえてたって言うんですよ。
それでね、僕だけなんですよ、聞こえてないのが。その女の声、っていうのを聞いていなかったのが。友達たちはずっと「この声、なんかおかしいな」ってなってたらしいんですけど、それを知って「めっちゃ怖いな」ってなって、「帰ろう」「すぐ帰ろう」っていう流れになって、その場を後にしたんですよ。「この団地、絶対なんかの事件が起きてるんだ」「嫌だな〜」って思いながら。
まあでも、その日はそれから何もなくって、その次の日くらいに、また喋ろうかって言ってたその帰り道で、僕、車に轢かれたんです。家の近く、すぐそこでバンッって、ひき逃げ。7針縫う怪我で、おもくそ吹っ飛んだんですよ。その女の声が関係あるか分からないですけど、一応まあ………
―――前触れ、だったんでしょうか?
そうだったんじゃないかと思いますね。
気になって、一応、聞いたは聞いたんですよ。その団地の、なんですか、受付担当的な人に。
―――管理人?
そう。管理さんに聞いたんです。でも別に「霊が出るような事件は何もない」って言っていたんです。だから、それがきっかけで轢かれたのかは分からないですけど、えらい目にあったっていう話なんです。
―――ちなみに、その4人の友達が聞いた「機械を通した女性の声」っていうのは、どんな感じの声だったんでしょうか?
彼らから聞く分には、機械音っぽく編集された歌手の歌声みたいな感じらしくて、しかも、叫び声みたいな音だったらしいんです。だから「リョウさ~、スピーカーにした?」っていうのも「頼む、そうであってくれ」っていう感じの気持ちだったんだと思います。だって、もう、霊的な何かだ、っていうのは分かってしまっているので。「絶対おかしい」って分かってるけれども、一応は聞いてみたっていう感じだったんですよ。仮にスピーカーだったとしても、電話越しに叫び声っておかしいじゃないですか?
―――どういう言葉が聞こえたんでしょう?
友達が僕に「こんな感じやった」って言って真似してくれたのは、本当に、別に話声じゃなくて、「あ~~~」みたいな、機械通して歪んだ感じの声なんです。普通の、肉声の「あ~」じゃなくて。
―――一番怖いやつですね。ラップ音というか。
一番怖いやつですよ。「あ~~~」って、呪怨とか貞子とかのあの感じ、って言われたから「やめろよお前」って怒って、「もう嫌だ」「さっさと帰ろうぜ」って言って帰ったんですけど、その次の日に車にはねられたので………
―――ちなみに、それ以降は何もないですか?
それ以降は何もないので、よかったと思うんですよ。
―――他の4人にも何もない?
何もない。なかったですよ。
―――けどそれは、田中さんご自身には聞こえなかった訳ですよね?
そうです。僕だけ聞こえなかったんです。
よくある話だと逆ですよね。聞いてなかった奴だけ助かる。なのに、聞いてた友達たちは何ともなくて、僕だけが轢かれるっていうね………
―――まだ、これからかも知れませんよ。ありがとうございました。
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