服を全部切り刻まれパンツ1枚で過ごした話 〜裸で監禁される編・前編〜

服を全部切り刻まれパンツ1枚で過ごした話 〜裸で監禁される編・前編〜
それが人と人との付き合いである以上、それなりの修羅場は避けられない。今回お話を伺ったのは、サンミュージック所属のお笑いコンビ「夕暮れランプ」のさん。お笑い芸人でありながら元ホストという異色の経歴を持つ東さんが語ってくれた「ヤバい恋愛の体験談」とは………!?
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元ホストのお笑い芸人

10年近く前、ホストをしていたという東さん。その当時付き合っていた美容師をしている彼女は、ものすごく束縛の激しい女性で、ホストという仕事柄、出勤するのは夜だったので、「帰って来た彼女と入れ違いで家を出る」という生活が続き、「私が一人で寂しく寝てるのに、あんたは仕事だからって言って他の女と酒飲んで………」と泣きながら怒ってしまった。元々それを知った上で付き合っているのに、なんで今更言ってくるんだろうと思った東さん。すれ違いがありながらも、最初の2、3週間くらいはなんとか同棲を続けていたふたり。それがある日、彼女がとうとうキレてしまい、東さんが部屋を出てからしばらくして、中から「うぎゃー」という叫び声が聞こえたのだそう。

キレると暴れる彼女

部屋に入った東さんが目にしたのは、叫びながら家のものをバンバン倒していた彼女の姿だった。電子レンジを倒し、冷蔵庫も倒し、テレビも叩き付けて、リモコンは投げつける、といった具合で、家の壁はどんどん壊れていった。リモコンは「8を押してるのにボリュームが下がる」「7を押したら電源切れる」など完全に狂ってしまい、電子レンジも「チン」の音が鳴らなくなってしまい、「いつ終わったんだよ温め!」という状態になっていて、「これはヤバイぞ」と思った東さん。

ついには警察が

それをきっかけに、暴れることが半ばいつものようになってしまったという東さんの元彼女。「行ってくるね」と言って部屋を出ると、案の定「うわー」という叫び声が聞こえてくる。「ああ、いつもの奴だ」と思いながら仕方なく部屋へと戻る東さん。その日はいつもより暴れ方がひどく、一応止めようとするものの、元々女子バレーをやっていて腕力がある彼女が灰皿やら何ならをめちゃくちゃに投げてきている為、迂闊には近寄れない。当時、ふたりはマンションの3階に住んでいたそうなのだが、最後は、レンジまでも投げ付けてしまい、それが窓ガラスをドーンと突き破って、そのまま外の駐車場に落ちていったのだそう。その瞬間、下に落ちていった電子レンジが「チーン」と鳴り、その音を聞いた東さんは「これはもう駄目だな」と思った。
当然、騒ぎを聞きつけた警察が事情を調べに来たそうなのだが、取り乱している彼女は何も答えられず、(ホストの)仕事に行かないといけない上に、何よりも、「それでもまだ一緒にいたい」という気持ちがあった東さんは、彼女を庇い、詳しいことは話さなかったのだそう………

仕事を辞めてヒモになる

自分が悪かった」と言った東さん。けれど、理不尽に怒られることに疲れてしまった東さんは開き直ってしまい、「わかった。もう夜の仕事は辞める」「その代わり、そんなに言うんだったら、俺を養え」と、半ば自暴自棄になって彼女に宣言。すると向こうは「分かった」と承諾してしまい、そこから東さんのヒモ生活が始まった。彼女は当然仕事に向かい、その間東さんはずっと部屋にいる。というのも、出て行かれないようにする為に、彼女にパンツ以外の服を全部切り刻まれて、家から出れない状態にさせられていたのだそう。常にパンツ1枚、上半身裸で監禁される日々が始まったのだ………
(【後編】に続きます!)