竹下通りの黒人に死刑宣告された芸人
今回お話を伺ったのは、サンミュージック所属のお笑いコンビ「第2PK」のひろみさん。若かりし頃におっかなびっくりで竹下通りを歩いたことがある、かつてはいたいけな少年だった一部の読者は、きっと、ひろみさんと似たような経験をしたことがある筈だ。優しそうな黒人のキャッチが獣に変わる瞬間とは………!?
ーーー竹下通りの黒人に死刑宣告をされたことがあるそうですね?
僕が20歳の頃の話なのですが、お兄ちゃんからおさがりで貰った「エイプ」っていうゴリラのマークが入っているブランドの洋服を着てまして、その時は、ゴリラの絵がバンッと前面に描いてあるTシャツを着て竹下通りを歩いていたんです。
そしたら、竹下通りをちょうど半分ぐらい行ったところで、黒人のキャッチみたいなひとたちに声を掛けられたんですよ。黒人の方たちは「エイプとかを着てる人に声を掛ける」っていうのは結構有名な話らしいんですけども、僕は全然知らなくて、「声かけられたなあ」と思って「すいません」って逃げるのもあれだったんで、お店まで付いて行ったんですよ。けど、お店には誰も人いなくて、なのに、どんどん奥に連れてかれて、店内の服とかは何見ても全部何万円とか結構高くて、僕は逃げるようにして、「あの、すいません………じゃあ、チラシだけ貰って行きますわ」って言ってお店を出たんです。その日は、それからも特に何もなく「怖かったなあ」と思いながら帰りました。
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