「100万分の1の男」に起こった奇跡とは………!?

「100万分の1の男」に起こった奇跡とは………!?

プロの芸人たちがよりすぐりの傑作エピソードを披露! クスッと笑える「すべりにくい話」をお楽しみください。

EP131

「100万分の1の男」に起こった奇跡とは………!?

ランナァズハイ小宮ちゃんです。

 

夏に富士山に登ったんです。 五合目から頂上まで、5、6時間かかるんです。

なめてると、けっこう辛い。

山頂に着いて、写真でもとろうかってなって。 全裸になって、リュックサックしょって。 まあ、芸人ですから。

 

それで、昼飯食ってたら、だんだん雲が出てきた。「ゴロゴロ−、ゴロゴロー」って雨と雷が来る。「ヤバイ、ヤバイ 荷物まとめて、小屋に逃げよう」って言って山小屋に駆け込んだ。 「まだ、小降りの時で、よかったねー」「よかった。よかった!

 

でも、そこから僕、記憶がない。

記憶がないんですよ。

 

友達に聞いたら、小屋に入った瞬間に、「ゴロゴロー」って鳴って、 落ちたカミナリが地面伝わって僕を直撃したらしいんです。

僕、「ボーン」って三メートルぐらい吹っ飛んだらしいんです。

一時間ぐらい意識失ってて、 呼吸整えたり、気道を確保したり 色々やってもらって。 「大丈夫?小宮ちゃん、大丈夫」って声がして、 幸い、大丈夫だったんですが、 雷が人に落ちる確率は、100万分の1らしい。

 

100万分の1の男なんです、僕。