千原ジュニアは江角マキコの面白さを見抜いていた

千原ジュニアは江角マキコの面白さを見抜いていた

2017年に入っても、芸能界は相変わらずな感じでいろいろありますね。最近だと江角マキコさんの引退騒動というのがありましたね。週刊誌で不倫疑惑が報じられるのを受けて、不倫の事実は否定しながらも芸能界引退を決めた、ということなんですけれども。突然の引退発表、というのは少し前にもありましたが、これから週刊誌の報道が加熱すればするほど、こういうケースはますます増えてくるんでしょうね。

 

今回、江角さんに関して、千原ジュニアさんが番組でコメントをしていたという話がちょっとだけ出ていたんですが、それに関連して私の中で個人的にすごく印象に残っていることがありまして。

 

たぶん、10年以上前だと思うんですが、千原兄弟の『チハラトーク』というトークライブを見に行ったことがあって。そのライブでは基本的に、ジュニアさんは『すべらない話』とか『にけつッ!!』みたいな感じでフリートークをしているわけなんですが。そこでジュニアさんが兄の千原せいじさんに対して、ニヤニヤしながら話していたことがあって。

 

「江角マキコがCD出したの知ってる?」

 

ジュニアさんの話によると、その当時、「江角さんがCDを出した」と。で、そのCDジャケットの写真がめちゃくちゃ面白いと。知らない人はぜひ見てみてほしい、ということを言ってたんですよね。

 

あとで見てみたら、たしかにまあ、面白かったんですよ。ご興味のある方はぜひ「江角マキコ CD」とかで検索してみてください。MVの動画も探せば見られるんですけど、それもやっぱり面白い。「どういう発想で、どういうコンセプトで、どういう美意識でここにたどり着いたか」っていうのを考えるとやっぱり面白いんですよ。いや、曲自体はいい曲なんですけどね。

 

なんか、江角さんって、芸人さん的な立場から見たら、イジりどころがいろいろあった人じゃないですか。年金未納事件とか落書き事件とか。でも、江角さんの本当の面白さって、やっぱりあのCDに出ているあの感じにあると思うんですよね。『ショムニ』の衣装を着て脚立を担いで出てくる感じとか。

 

脚立ですよ、脚立。

めっちゃスタイルいいのに、クールビューティーなのに、脚立。超面白いじゃないですか。

 

あの感じ、ツッコミ不要、ツッコミ無用、ツッコミ不可みたいなキレキレのボケのセンス、というか。それがもう見られないのかと思うと、「惜しい人が去っていってしまったなあ」というのを感じます。