心霊アパートの恐怖体験(中編)

心霊アパートの恐怖体験(中編)

今回お話を伺ったのは、お笑いコンビ「ブランドアップ」のみえちゃんさん。以前、3人の友人と一緒に住んでいたというアパートの一室で起きたという奇妙な現象。聞こえて来る子供の足音、女性の声、倒れる本棚、徐々に近付いてくる浜辺の夢、まるで「シャイニング」のような壮絶な体験の末に、みえちゃんさんたちを襲った悲劇とは!?

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色々なものが出入りしている

実際には開け閉めしていないにも関わらず、音だけが聞こえて来る。みえちゃんさんの部屋にいたもうひとりの友人曰く、多分20代ぐらいの若い男の人たちが歩いているような足音もしている。三人共が「この部屋に異変を感じている」という事実を共有して以来、「ちょっと気を付けておこう」と思ったみえちゃんさん。

 

ある日の夜に、廊下に並べていた本棚がバンっと倒れる音が聞こえてきた。今までと違い、実際に倒れたそれを直していると、足音が聞こえてきた。直感的に「中年ぐらいの女性のものだな」と思ったというみえちゃんさん。「女性2、3人が歩いてるような感じがする」と思い、「ちょっと、いよいよヤバいよね。この部屋」という話が持ち上がったところ、「そういうのに詳しい霊媒師的な人に相談してみよう」という流れになった。

霊感を突き抜けるくらいに強力

偶然、友人がそういう人を知っていた為、三人の住む部屋に来て貰った所、ひと通り部屋を見回ったその霊媒師は「3人とも霊感はあるか」と質問してきた。「ないです」と答えると「でも、3人とも、何十代ぐらいの女性だの、子供だの、っていう詳しい内容を分かってるじゃない?」と言った上で、「あなたたちの直感通り、実際にココには、そういう霊たちがいますよ」と告げられた………

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その部屋にいる霊たちの力があまりにも強すぎるせいで、霊感がない人間にも、性別や年代が分かってしまう・伝わってしまうような状態になっていたらしく、「魔除け的なことをちゃんとした方がいいですよ」とアドバイスをされた。塩を盛るなり、酒を置くなりしないと、状況は好転しない。

今思えば、ちゃんとしておけば良かった

霊媒師からアドバイスを受けたみえちゃんさんの友人は、ふざけ半分で、業務用の1キロの塩2リットルのウイスキーを買ってきた。「魔除けとして置いとこうぜ」「日本酒じゃなくて、西洋のものでもいいだろ」という感じで、それらを玄関に設置。置いてから、三人でしばらく公園に行き、「戻ってきた時には、部屋が綺麗になってるかもね」と言いながら帰ってきた所、塩の袋がびりびりに割れていた。そして、2リットルのウイスキーはペットボトルのものだったそうなのだが、そちらは、口のところが弾け飛んでしまっていたのだとか………

 

(【後編】に続きます)