ハッピーターンを毎日配り続けて、ハッピーがターンしてくるかどうか調べてみた

―――続いての質問に移ります。「ハッピーターンを1年間配り続けて、ハッピーがターンしてくるかを試してみた」とのことですが、これは一体どういうことですか?
2013年くらいですかね、その時に何も仕事がなくて、「とりあえず、何かやらなきゃ」と思って、自分から亀田製菓のお客様相談窓口に電話して「毎日ハッピーターンを配り続けて僕にハッピーがターンしてくるかを試したいのですが」って言ってみたんです。
絶対に断られると思って、これで駄目だったらしょうがねえなと思っていたんですけれど、亀田製菓の方が思いの外乗り気で、「面白いっすね!やりましょう!」って言ってくれて、名前も知らない僕なのに、ハッピーターンを送ってきてくれたんです。それからはもう毎日毎日無差別に配り続けて、その様子をブログにアップしてました。
―――実際にどうでしたか。ハッピーはターンしてきましたか?
結論から言うと、ハッピーはターンしてきませんでした。
日数が残り65日くらいになった所で「このまま終わったらヤバい。どういう風にオチつけようか」と悩んでいて、その時に毎回考えていたエンディングが、「こうやってみんなと携われたお陰で、実は僕もハッピーな報告があります!」って言って、結婚を報告しようかなっていうのがあったんですよ。
―――あ、この時期なんですか!?
そうなんですよ!
被ってるんですよ!!
―――(大爆笑)
この子だったんです。
まあ、でも、この子にはハッピーターンを配ってないんです。だから、ハッピーターンに罪はないですね。この年は本当にツイてなかったんですけども、まあ、なんとかやり遂げましたね。1年間。
―――ちなみに、亀田製菓の方には何て報告したんですか?
ちょいちょい報告はしてましたよ。「なくなったらいつでも送りますからね」なんて言ってくれていて。
「夏場とかは台風の時期なんで気をつけて下さい」とか、連絡が来たり。それで1年間配り終わった所で、新潟に招待されたんですよ。
―――新潟?
亀田製菓の本社があるんです。
そこで、ちょっとしたもてなしをして頂いたんです。
―――誰も受けたことがないもてなしですね(笑)もう一度やってみようとか、考えたりしますか?
またやりたいですね。
実は、その次の年にハッピーターンから始まるわらしべ長者をやっていこうと考えていたんです。(最終的に)ベンツくらいを狙っていたんですけれど、(具体的な物を出すと)途中でブログにアップするのに許可が必要になってくるので「後々CMとかのオーディションにいけなくなっちゃうよ」みたいなことを事務所から言われて、なくなっちゃいましたね。
そういう縛りがなかったら最後までやりたかったですね。
―――是非、また何かやって欲しいです。
また思い付いたら、何かやりますよ!
変に責任感が強いというか、ハマっちゃうんですよ。