人にかっこよく思われたいデブの話

人にかっこよく思われたいデブの話

プロの芸人たちがよりすぐりの傑作エピソードを披露! クスッと笑える「すべりにくい話」をお楽しみください。

ep044

人にかっこよく思われたいデブの話

フラミンゴ竹森千人です。

 

小学校時代、僕はデブだったんです。

ナルシストなデブだったんです。 「人にかっこよく思われたい」ってのが、すごくあったんです。

 

ある時、体育の授業が走り高飛びだったんです。 僕、デブだけど運動神経はいい、機敏なデブだったんです。

それで、体育の授業の内容が、走っていって1メートルぐらいの 高さの棒を飛ぶ。

運動神経のいい男の子なんかは、「背面跳び」をやるわけです。そうすると、女子がワァーっと沸くわけです。

 

で、僕もピカーンときた!

これ、やったらモテるな………」と。

 

で、僕の番になったんです。

バァーって走って、ボーンって飛んで。 そしたら、「ワァァァァー」って沸いたんですよ。

 

実は僕、棒の下を背面跳びしちゃったんです。

飛んでない。

棒の下を潜っちゃった。

 

まあ、そりゃあ、沸きますよね。