方言のクセがすごい! 岡山県民に「死ね」と言われたら……?
今回お話をうかがったのは、サンミュージック所属のお笑いコンビ「ローズヒップファニーファニー」の萩野さん。岡山出身の彼が語る”クセがすごすぎる”岡山弁の特徴とは!?
「『岡山県ってどんなところ?』って聞かれたときに、まっさきに思うのは、言葉が汚いっていうことですね。今でこそ、千鳥さんのおかげで昔よりは岡山弁が少しだけ認知されてきているかもしれないんですけどね。僕は高校を卒業してから岡山を出て大阪に行き、そこで10年過ごして、東京は今年で3年目になるんです。それで、ふとしたときに岡山弁が出ると、みんな引いちゃうですよね。
例えば、『~をしなさい』とか『~をやりなさい』っていうのを、岡山では『~しね』って言うんですよ。イントネーションが『死ね』と一緒。こっちとしては軽い感じで言ってるつもりなんですけど、岡山以外の人にはギョッとされますね。岡山で小学校の先生が『この問題、全員しね』って言うと、生徒たちは『はーい』って答えるんですけど、その光景を岡山県以外の人が見たら、『え、バトルロワイヤル始まんのかな?』ぐらいの勢いになりますよね。『全員死ね』ですからね。『殺し合いをしてもらいます』ぐらいの物騒なセリフになってしまうんです。
あと、必死に岡山県のことを掘り下げようとしてくれる人が『岡山と言えばチボリ公園だよね』ってよく言ってくれるんです。チボリ公園というのは、正式には「倉敷チボリ公園」という名称で、倉敷にあった北欧風のテーマパークです。でも、一時は全国区のマスコミでも話題になったチボリ公園ですけど、実はもう、とっくの昔になくなっているんです(2008年に閉園)。だから、それを言われるたびに『何年前から岡山の情報が止まってるんだよ……』って思って逆に悲しくなりますね」