夢の中で突然始まったカウントダウン 目覚めた瞬間に目の前にあったものとは
今回お話を伺ったのは、サンミュージック所属のお笑いトリオ「三頭辰」のベーナベさんだ。
―――相方同様に、心霊現象を体験したとお聞きしました。
あれは確か1年くらい前の話なんですけど、冬の季節、だ寒い2月下旬くらいでした。布団に入って寝たんですけど、朝方ですね、5時か6時くらいなんですけど、いきなり金縛りになったんですよ。金縛りにあいまして、目が開かないんですね。
目が開かない。
でも、目が開かなくて、意識は半分くらいあって「あ、これ金縛りだ」って思って、でもそれは夢の中なのか何なのか、夢の中で金縛りにあってるのか、それともちゃんと起きているのか、そこがまだはっきり分からなかったんですけ、
段々と分かってきたのが、自分が夢の中にいて、周囲が真っ白の世界だったんです。なんていうんですかね、地デジに変わる前のテレビの放送終了後みたいに、ざ~っていう砂嵐みたいな感じになっていて、でも、音もしないんですよ。
―――体が動かない?
体が動かなくて、音がなくて、ざ~ってなってるんです。
それで、いきなり真ん中らへんに数字が浮かんでくるんですよ。「20」って書いてあるんですよね。そこからカウントダウンが始まって「20」「19」「18」。白い数字なんですけど、だんだん0に近づいてくるんですよ。
―――なんか怖いですね。
ちょっと怖いですよね。
「15」「14」「13」、「なんだこれ!」「全然止まらねえぞ」みたいな。「やばい、これどうなっちゃうんだ」と思って、そこからもう5秒前くらいになって、怖くなって、「これ0になったらちょっとやばいかな」って、怖さがピークに達した時に目が開いたんですよ。0の5秒前くらいで目が開きまして、目が開いたら、顔の10センチ上くらいに手があったんですよ。
手があって、手首だけなんですね。
手首だけが宙に浮いてて、僕の顔を掴もうとしてたんですよ。
―――誰かの手が?
顔が掴まれそうで、でも、絶対に僕の手じゃないんですよ。
僕の手は身体に貼り付いているので。
その手は0.5秒くらいでパッて消えちゃったんですよ。っていうことがあったんですよね。でも、「それを含めて夢なのかな」って最初は思ったんですけど、カウントダウンの終わる寸前で確実に目が覚めたので、夢じゃないって自覚があるんです。はっきり目が開いて「今のは何だったんだ?」みたい思っているうちに、パッと0.5秒くらいで消えちゃったんですよ。
あとで思ったのは、手首はこう来て顔に近づいてきてて、この親指が下の方にあったんですよね。親指が下の方にあったということは、もしも仮に僕の手だったとしたら、絶対にそんな伸ばし方は出来ないんです。だから、絶対に僕の手ではないんですよ。
「あれは何だったのかな」っていうのがあって、「もし、0まで起きなかったら一体どうなってたのかな」っていう………
―――怖いですね。掴まれて、何処へ連れ去られててしまっていたか。
怖いですよね。
多分そのままアイアンクロウされて、ガーンやられてたでしょうね………
―――まだ0を見ていないということは、また同じ夢を見るかも知れませんね。ありがとうございました。