コンビの名前もそこから来ている!? 「金田一少年の事件簿」大好き芸人が語る「金田一少年あるある」とは!?
今回お話を伺ったのは、太田プロダクション所属のお笑いコンビ「クックロビン」のおふたり。「金田一少年の事件簿」が大好きという大井さん(右)に、「金田一少年あるある」を語っていただきました。
コンビ名の由来になっている!?
「金田一少年の事件簿」が大好きという多いさん。コンビを結成した当初、「お互いにコンビ名を考えてこよう」という話になったのだが、大井さんが金田一少年を好き過ぎた為、作中に登場した「クックロビン」という言葉をそのままコンビ名として使うことにしたという。「金田一少年の事件簿」では、それぞれの話が始まるのに際して、事件が起きて、犯人が誰かはまだ分からないという段階で、「ある程度仮の呼び名を決めなければならない」という時に、その事件に関する単語が犯人の呼称として使われるのだそう。例えば、楽団などの音楽にまつわる集団で犯罪が起きた場合は、犯人のことを「指揮者(コンダクター)」と呼んだりする。そして、大井さんは、ある話の中に登場する「クックロビン」という単語に惹かれたのだそう。
裏話
週刊少年マガジンで連載されていた「金田一少年の事件簿」。全編を通して、被害者にも加害者にも、重複なく名前が与えられている。連載が始まって4、5年ほど経ったある時、マガジンの誌上で「あなたも金田一少年に出られる」という企画が行われた。抽選で選ばれた1人の名前が、作中で使われるという企画だったのだが、それに受かった人が、その回の犯人にされてしまい、大激怒。作者や編集部と揉めに揉めたことが原因で、その手の企画はもう二度と行われなくなったのだそう………
気にしながら読んで下さい。
「金田一少年あるある」として大井さんが教えてくれたのは、物語の冒頭で登場人物が一斉に出て来た際、例えば、「事件が起きました。皆さんに話を伺わせてください」「知らないよ、僕は部屋に戻りますよ」というやり取りが行われている時、会話をしている人間たちから少し離れた所でほくそ笑んでいたり、ニヤッとしていたりする人物と、その近くに「!?」という文字が「ばん」と出るコマがあるそうなのだが、そのコマに写っている人物はほぼ100パーセント死ぬという。それが金田一少年の事件簿における死亡フラグであり、それを目にすると「あ、コイツもう消えたわ」と思うのだとか。
たまに分からなくなります
もうひとつの「あるあるネタ」として、「女性キャラクターが全員、髪と顎を隠すと一緒に見える」というものを挙げてくれた大井さん。巻数も登場人物も多い為、書き分けるのが難しいことも理由のひとつなのかも知れない。過去の話を読み返してから、最新刊を見てみると、「このキャラ、前のあいつにめちゃくちゃ似てるな」ということが良くあるのだそう。ただし、最近は逆にそれ利用して、「こことここが実は同一人物だった」という展開も出てきているらしい。「いや、それは逆手に取るなよ!」と大井さん。
コナンとの違い
最後に、大井さんは、同じ探偵漫画である「名探偵コナン」と「金田一少年の事件簿」の最も大きな違いとして、ヒロインであるみゆきが「いつまで経っても死体を見ることに慣れない」というものを挙げてくれた。毎回「きゃあ!」という悲鳴を上げたり、ふっと気を失って倒れたりするなど、「いい加減慣れろよ!」と思ってしまうのだとか………