去年最も売れたお笑い芸人「永野」が語る「2017年」〜Part 2〜
今回お話を伺ったのは、2016年最も売れたと言っても過言ではないお笑い芸人「永野」さん。周囲からは「孤高のカルト芸人」と呼ばれ続け、自身も「たったの21年で売れた」と公言して憚らない永野さんが教えてくれた「売れている芸能人」に共通している「ある特徴」とは!?そして、今までテレビでは決して明かすことのなかった本音とは!?『オモプラッタ』独占公開です!(【Part 1】はこちらから)
―――永野さんはそこをずっと貫いてきた。でも、世間に届かない時期もあった?
届かなかった。
―――それで、心が折れそうになることはなかった?
多分それは性質だと思うんですけど、「自分への異常な程の自信」があって………(笑)
「俺は凄い」みたいなことをずっと思ってましたね。テレビとか見ていて、どんどん仲良くなっていく感じがあるじゃないですか?芸人同士でも、俳優の人とかも、満遍なくお友達、みたいな。
でも、ノリとしては「えー、別に、俺の方が面白れえよ」みたいな感じがあるというか。
それを直接言う訳じゃないですけど、気持ちの上では常にある。だから、後輩でも他の芸人でも、そういうヤツの方が好きかも知れないですね。気持ちのある方が楽しいし、健康的な気がしますから。
―――気持ちは伝わるんでしょうね。テレビ越しで見ている人にも。
売れる芸能人、「どういう人が売れるんですか?」という質問に対しての明確な答えは、考えても考えても分からないですね。自分に関しては、結構、「浮く時もあるのはしょうがないか」と思っちゃう時がありますから。多々あるんですけど、でも、団体競技苦手なので「それでいいんじゃないかな」って思って。個人戦でも。もちろん、他の人たちとも仲良くやったりはしたいですけど。
………難しいですよね。吉本興業とか大きい所だったら違うかも知れないんですけど、僕に関してはもう、ひとりでやってみるしかなかったんですよ、今年は。
でも、最近は芸人の先輩とかとも仲良くなってきているので、やっと、人と仲良くなっていこうと思えるようになれましたね。ずっと「俺は孤独で」っていうんじゃないですけど、今年に関しては、もう、ひとりで「わー」って走るしかなかったんです。
けれども、ずっとそれで行くのは苦しい。
やっぱり、お笑いなので、そこで苦しさを見せたくない。
―――2017年以降は?
なんか、もうちょっと気楽にやりたいなっていうのがあって。
と言うのも、ひとりで背負ってる系のタレントさんの、独特の悲哀ってあるじゃないですか?
それと比べると吉本の人とかの「楽屋でコイツ、実はこう言ってたけど?」みたいなやり取りって、温かくていいじゃないですか?もちろん、身内っていう批判もあるかも知れないけど。やっぱり、テレビって、そういう楽しさって大事だと思いんです。すごく頑張ってるのは分かるけど、それでも、孤独を貫いてる芸人さんの「独特のブルーな感じ」はもう嫌だな、と思って。
だから、もっと楽しく、もっと軽く。「軽くなりたいなあ」っていうのはありますね。
―――ありがとうございました。