留学先で外国人たちがマジ喧嘩!その原因は、なんと「僕」だった!?

留学先で外国人たちがマジ喧嘩!その原因は、なんと「僕」だった!?

今回お話を伺ったのは、お笑いコンビ「くちびるケチャップ」の稲嶺さん。ニュージーランドに留学していたという稲嶺さんが巻き込まれたという外国人たちの大喧嘩。その原因は、なんと、稲嶺さんの「名前」にあった!?

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セイイチロウ

1年の留学経験があり、ニュージーランドの方に行っていたという稲嶺さん。そこで、色々な国の人たちと交流するのだが、初めのうちは、サウジアラビアの子と特に仲良くなった。そのサウジアラビアの子は、稲嶺さんの名前を呼ぶ際に、下の名前である「盛一郎」を、ちゃんと「セイイチロウ」と発音してくれていた。

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それから、他の国の子とも仲良くなっていくにつれて、発音がしづらいせいか、盛一郎のが「セシロウ」になったり、挙げ句の果てには「スシ」になってしまうことも。

 

ある時、学校の中であるひとりが稲嶺さんのことを「おい、スッシー」と呼んだ。それを聞いて、最初に仲良くなったサウジアラビアの子が「いや、違う。こいつは盛一郎だから」と訂正してくれた。すると、何を考えているのか、最初に稲嶺さんのことを呼んだひとりが「いや、あってる。こいつはスシだから!」と言って微塵も譲らず、そこから口論が始まってしまった。

スシロー

本人としては「いや、ちょっと、待って!待って!」という感じなのだが、外国人は我が強いというか、自分の感情を一回出したらもう引っ込めない、「俺が正しいことを証明しておきたい」という所があるので、当人にも止められない。そこからはもう「スシだ」「盛一郎だ」「スシだ」という究極的に不毛な言い争いが続き、そこに途中から合流してきたフランス人の男の子が「いやいやいや、ちょっと待って」「その2つとも違うぞ。こいつの名前は、スシローだぞ」と参戦。

 

お前も全然違うよ」という稲嶺さんの気持ちを余所に、ヒートアップを続けている彼らの議論は、ついには殴り合いの喧嘩にまで発展してしまった。

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戦争が起きる瞬間を見た

取っ組み合いになり「いやマジで」「間違ってるのはお前だから」と殴り合う外国人の友人たち。そこに、異変に気付いた先生がやって来て「やめろ」と仲裁に入った。「きっかけは何だ」と尋ねられ「いや、僕の名前です」と正直に答えると、「そんな馬鹿なことあるわけないだろ。なあ、スシ」と、先生も稲嶺さんの名前をスシだと間違えていた。

 

まさか、自分の名前でこんな事件が起こるとは思いもしなかった稲嶺さんは、「戦争って、こういう風に始まるのかな」と思ってしまわずにはいられなかったそう。お互いの思う正しさのぶつけ合いが、望まずして悲劇を生んでしまうことがあるのだ。