恐怖!! 手をかざしただけで相手が不幸になる芸人

恐怖!! 手をかざしただけで相手が不幸になる芸人

今回お話をうかがったのは、ホリプロコム所属のお笑いコンビ「シュテンドウジ」の上田さん。上田さんが持っている不可思議な力とは!?

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「僕には1つの特技というか、特異体質のようなものがありまして。手をかざしただけで、その相手に不幸が起こるんです。これに最初に気付いたのは大学時代です。同じ事務所に『きつね』というコンビがいるんですけど、大学時代には彼らを含む5人で集まってコントライブとかをやっていたんです。その稽古をしていたときに、きつねの大津っていうヤツに『お前はよく物を失くしたりするよな。何か悪いものが憑いてるんじゃないのか?』ってからかわれたんです。あまりにもしつこく言われて腹が立ったんで、僕はなにげなく大津の頭に左手をかざしたんですよ。アイツは触られるのを嫌がるので、触らないでかざすだけにしたんですね。そしたら、アイツも『分かったよ、ごめん』って謝ってきて、その日は何事もなく終わったんです。

 

その次の日に、大津が交通事故を起こしたんですよ。バイクでカーブを曲がるときに大型トラックと正面衝突したんです。幸いにも、大津はぶつかる直前に逃げたからケガはなかったんですけど、バイクは大破してしまいました。これが始まりです。あと、仕事で自動車通勤が禁止されていたのに、車で出勤してきた同期に腹が立って、ずっとそいつの車の左のタイヤのところに手をかざしていたら、後日その車が正面衝突の事故に遭って助手席側が大破していた、ということもありました。

 

そこからはしばらく何もなかったんですけど、東京に出てきて今の事務所に入ってから、1年目の『キャメロン』っていうコンビとメシを食っているときにこの話をしたんですよ。『本当に気味が悪いんだよね』って言いながら、僕はキャメロンの上杉っていうヤツが持っていたタバコをしばらく手で包んで持っていたんですよ。そしたら、上杉に『上田さんが触ったから、このタバコにも絶対何か起きますね』って言われたんですけど、僕は『いやいや、今までのことはたまたまだから。俺のせいじゃないよ』って答えて、タバコを返したんです。それで、いざ上杉がそのタバコに火をつけた瞬間、火種がすごく大きくなってしまって、それが買ったばっかりのズボンに落ちて、穴が開いてしまったんです。その場にいた全員が『うわ! マジかよ!?』って騒然となりましたね。

 

あとは、先輩のマーチングフィッシーズの間中さんという人が、僕の噂を聞いて『俺にもやってみてよ』って言うから、ネタ見せの間、ずっと手をかざしていたんですよ。そしたら次の日に、間中さんは北千住でオジさんに因縁つけられて、ボコボコにされたんです……」