愛情の裏返し！？ 服を切り刻まれパンイチで助けを求めた話

―――既にとんでもない話をお聞きしてしまいましたが、他にも「もっとヤバかった」という経験はありますか？

あとは何ですかね～。
なんていうオチはないですけど、単純に拉致されかけたことはあります。

当時ホストをしてる頃に、いわゆる色恋営業っていう、嘘の恋愛というか、こっちは全然そんな感情ないんだけど、仕事として多少その気を持たせてみたいなこともやっていたんです。

―――営業としてですね？

それで、僕に結構お金を使ってくれてる女性がいたのですが、何かしら鬱陶しいタイプの女性だったんです。「私だけを見て」みたいな。基本的にさっきと同じ系統の女性なんですけど。

ある日突然、夜１２時くらいに「ちょっと◯◯公園に来て」みたいな連絡がその女性から来たんです。訳が分からないじゃないですか？それで、「なんで行かないといけないんだよ」ってメールを返したら、「いいから来てくれないと死ぬ」みたいなことを言い出したんです。「いや、もうめんどくさいな」と。でも、一応はお客さんだし、無視する訳にもいかないから行ったんです。

行ったんですけど、なんか嫌な予感がしたんです。

（その公園は）夜中には誰も来ないような公園だったんです。「なんで夜中に公園に行かないといけないんだよ」と思って、ちょっと嫌な予感がしたから、少し遠くの高台の方から見てたんですよ。ちょっと小高い丘じゃないですけど、見晴らしの良い所があったんんで。そこから公園を見てて、電話するのも嫌だったからメールで「今どこにいるの」っていう連絡に「今向かってる途中だよ」って返して。そうしたら「私一人でいるから早く来て」みたいな内容が返ってきて、実際見てみたら一人なんですけど、その奥の方にハイエースがあるんですよ。「こんな時間にこんな所にハイエースないやろ」と、ちょっとおかしいなと思って、連絡を絶ったんですよ。そこで。

それで、どういうリアクションするか確かめようと思って公園を見ていたら、２、３０分くらい見てたんですけど、結局その２～３０分経っても僕が現れなかったから、向こうの女性の方がしびれ切らした感じで帰っていったんです。そして、そのハイエースから男が５人くらいが出てくるっていう………

彼女の友達だったんだと思います。地元の、ちょっと悪い奴。あのまま普通に公園に行ってたら、僕、拉致されてたか袋叩きになってるか。

―――東さんを捕まえようとしたんですね？つまりその、「私に振り向いてくれないなら、拉致してでも」という感じで？

愛情が憎悪に変わってしまった、みたいな。あのまま行っていたら、確実に何かしらのケガはしてましたね。

―――おそらくはそうでしょうね。

そんなんばっかりですよ、本当に。

―――最近はないですか、そういうのは？

最近は全然ですね、やっぱり。

―――（お笑い芸人という仕事上）気を付けないといけませんね。

健全なこと（お笑い）してるんで、最近はヤバイ話はないですよ。