壮絶なるボッタクリ!!歌舞伎町ジャングルの怖さを体験したエピソード

壮絶なるボッタクリ!!歌舞伎町ジャングルの怖さを体験したエピソード

今回お話を伺ったのは、太田プロダクション所属のお笑いコンビ「イノセントキラー」の岸井さん。まだお若く、これからスターへの階段を駆け上がっていくのであろうことを予感させる岸井さんが語ってくれたのは、おそらくは我々が知る限り最高額の、凄まじすぎるぼったくりだった。これから上京を控えているという方は、是非この記事を読んで、歌舞伎町というジャングルの怖さを知っておいて頂きたい。

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―――新宿のキャッチに騙されて16万9000円ぼったくられたそうですね?順を追って詳しく伺いましょう。
僕は元々、ここ(太田プロ)に入る前に東京アナウンス学院というお笑いの養成所に通っていたんです。その時に講師の先生から言われたあることが原因で、ぼったくられるハメになってしまったんです。

 

―――あること?

 

僕は今21歳なんですけども、彼女居ない歴イコール年齢の童貞なんです。それで「お前、20歳を越えててそれはやばいぞ」と先生に言われて、「夏休みのお前の宿題として、店でもなんでもいいから卒業してこい」っていう宿題を与えられたんです。

まあ、面倒くさいなあってなるじゃないですか。夏休みも過ぎて行って、結構ほったらかしにしてたんですけど、そろそろやっておかないとやばいなと思って、それで、一個下の後輩を二人連れて三人で夜の街に繰り出したんですよ。

 

僕、爆笑問題田中さんに憧れてお笑いの世界に入っていまして、田中さんも実はお店で(童貞を)卒業されたっていうのを耳にして、そこに行くことにしたんです。

 

―――ちなみに、何というお店ですか?

 

新宿の「ドンファン」さんっていうお店です。そこを目指して後輩ふたり連れて行ったんですけど、その、歌舞伎町に入って早々にキャッチの方に声を掛けられてしまいまいて、僕もそこで「こいつは騙そうとしてる」って気付けば良かったんですけども、何せ浮き足立ってるんで、まんまと話を聞いてしまって………

 

実は僕、これから学校の課題で童貞を卒業しようと思って、ドンファンっていうお店に行こうとしてるんですよ」って喋っちゃって。「結構予算とかもあるんで、初めて一発かまそうかなと思ってるんですよ」なんて話をしたら「ああ、じゃあ、ドンファンよりももっと安くて良いお店があるんだよ」みたいな、本当に典型的な口車に乗せられてしまって、人気が少ない所に連れて行かれたんです。

 

そこで女の子の写真を見せられまして「じゃあ、まず、この中から気に入った子を選んでくれるかな」って言われて。結構ちゃんと選んで「じゃあ、この子で」って言ったら「この子は幾らだよ」みたいな流れになって、ああ、こういうものなんだなあと思っていたら「じゃあまず紹介料として6万円、ちょっと先に貰うんだけどいいかなあ」って切り出されたんです。

 

―――典型的なぼったくりですね(笑)

 

その時はもう気が急いてて、「はい」って言って払ったんですよ。

ひとり6万円

(選んだ女の子によって)グレードがあって、後輩はちょっと安めだったんですけども。

 

お金を払い終えたら「じゃあ、このビルの中にレンタルルームがあるんで、そこ入って待っててください」みたいな感じになって、でも、レンタルルームに入る時はもう既にそのキャッチのひとはいなくなってたんです。今にして思えば、その時に引き返せば良かったんですけどね。入ったらまず最初に「レンタルルームを使うのに使用料が掛かります」って言われて、システムとか全く知らなかったので「あ〜、まあ、そんなもんなのか」って考えながら9000円を払うんですよ。

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それで、部屋で待ってたら、よく分かんない小太りの、本当にもうガマガエルみたいなばばあが来て「実はね〜、あなたたちが紹介されたのは、ちょっとその、悪い感じのキャッチさんなのね〜」みたいなことを告げられたんです。「でもね〜、こっちとしても女の子用意しちゃってるから、今更キャンセルも出来ないんだよね〜」みたいなことを言われて、何がどうなってるんだって気が動転してる中で「でも、一応折角来てもらったから、最後までやってほしいっていう気持ちもこっちにはある訳よ〜」って言われたんです。