深夜の公園で出会った謎の美女の正体は!?
今回お話をうかがったのは、サンミュージック所属のお笑いコンビ「アメリカンコミックス」の鈴木さん。彼が深夜の公園で出会った人物とは!?
「ある日、事務所の先輩Aさんと後輩と3人でお酒を飲んで、ベロベロに酔っぱらったことがありまして。終電を逃してしまったから、Aさんが自宅に泊めてくれることになったんです。それで3人でタクシーに乗ったら、僕が車内で吐きそうになってしまって。Aさんが『ちょっと休めよ』と言って、自宅近くの公園で降ろしてくれたんです。それで、Aさんを置いて後輩と2人で公園を1周していたんです。すると、すべり台の方から誰かが歌っているのが聞こえてきたんですよ。見てみると、仲間由紀恵さん似のむちゃくちゃキレイな女の人だったんです。僕たちはAさんのところに戻って、『先輩、すごいかわいい人がいましたよ。ちょっと声かけてきてくださいよ』なんて言っていたんです。誰が最初に声をかけるかで揉めていたら、どういうわけか、ちょうどその女性がこっちに来てくれたんです。
近くで見てみると本当に美人で、僕は『家が近いから、みんなでちょっと飲みませんか』って誘ってみたんです。するとその瞬間、Aさんがその女性に『いや、いいです、いいです。僕ら、ちょっと用事があるんで、先行きます』って急に言い出して、その場を立ち去ろうとしたんです。それで僕らにも『走れ。振り向かずに走れ』って言ってきて。
しばらく走ってから『どうしたんですか?』って尋ねたら、Aさんが急に携帯を取り出して、警察に電話をかけたんです。『もしもし、警察ですか? いま公園に血だらけの女がいます』って。僕と後輩は酔っぱらっていて気付かなかったんですけど、その女性は血だらけだったらしいんです。電話が終わると、Aさんは『こんなベロベロな後輩を自分の家に招くのは嫌だな』と言って、僕たちのことを近くに住んでいる先輩芸人のBさんに委ねたんです。歩いてそのBさんの家に行って、僕と後輩はそのまま寝たんです。AさんとBさんはずっとさっきの出来事についてしゃべっていました。
僕はそのまま寝てしまって、深夜の3時半頃に目が覚めたんです。それでふと部屋の扉を開けてみたら、Bさんとさっきの女性がそこにいたんです。あとで聞いてみたら、Bさんは『仲間由紀恵に似てる』っていうワードだけを耳に入れて、興味本位で探しに行って、そのまま連れて来ていたんです。その女性は有名な会社の会長の秘書をやっていて、仕事柄すごいストレスがあるんです。それで、ストレス解消のために、公園のすべり台でリストカットをして、自分の血を浴びながら歌う、っていうのを定期的にやっていたんです。うわ、本当にヤバい人なんだな、とビックリしましたね。でも、僕がトイレでめちゃくちゃゲロを吐いていたら、その女の人は『聞いたよ、芸人さんなんでしょ?』って話しかけてきて。『芸人さんって声が大事だから、もっと自分を大切にしな』って言ってきました。『いやいや、お前が言うなよ!』って思いましたね」