僕がニューハーフの彼女と別れた理由

今回お話をうかがったのは、ホリプロコム所属のお笑いコンビ「きつね」の大津さん。大津さんが語ってくれた珍しい恋愛のエピソードとは!?
「実は僕、過去にニューハーフの人とお付き合いをしていたことがあるんです。振り返ってみれば、そんなに長くはない期間なのですが、当時はすごく好きでした。ニューハーフの方には何となくエキゾチックな感じがあって、そこに惹かれました。見た目はもう完全に女性でしたが、いわゆる『男の部分』は残っているタイプの人でしたね。同棲には至りませんでしたが、デートで一緒に花火を観に行ったり、2人で線香花火をしながら、『一緒に住んだら犬飼おうか?』なんていう話もしてましたね。本当に最高の日々でしたよ。
どうして別れてしまったのかというと、ニューハーフと付き合ったことがない人にはピンと来ないかもしれないんですけど、長く過ごせば過ごすほど気になってくるのが『手』なんです。一緒に手をつないでデートをすると、本当に彼女には申し訳ないんですけど、手だけがやっぱり『男』なんですよね。これ、小さいことに思えるかもしれませんが、僕にとっては結構大きかったんです。彼女の手を握ってるはずなのに、伝わってくるのは男の感触ということに、ちょっとした違和感のようなものを覚えてしまうんですよ。
そこに違和感を感じながら、モヤモヤを抱えたまま付き合っていたんです。けれど、それが蓄積されていって、やがては……という結末でした。相性も性格も良くて、何よりも、男性の気持ちをよく分かってくれていた彼女だったからこそ、余計にその一点を受け入れるのが難しかったのかもしれません。
ちなみに、よく『ニューハーフはアッチの方も上手いの?』って聞いてくる人がいますけど、実際はそうでもないと思いますね。例えば、『1人エッチ』のやり方って人それぞれじゃないですか。そんな感じで、ニューハーフの人も『自分が気持ちいいと思っているところ』ばかり責めてくるんです。それで、たとえ男同士であっても、気持ちいいと感じるポイントが一緒とは限らないじゃないですか。だから必ずしもニューハーフの人が上手い、ということにはならないんです。これは性生活だけじゃなくて、人間関係にも通じる真理なのかもしれませんね」
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