しゃれにならない ゲーセンに来る変な客エピソード
今回お話を伺ったのは、太田プロダクション所属のお笑いコンビ「クックロビン」の大井さん。ゲームセンターで長年バイトをしていたという大井さんが教えてくれたのは、我々のゲームセンターに対するイメージが180度変わってしまいそうな、とんでもない裏話だった。
―――ずっとゲームセンターでバイトをされていたそうですね。ちなみに、場所はどちらでしょう?
埼玉です。そこで僕はクレーンゲームとメダルゲームを担当していました。
―――裏技をご存知だとか?
裏技というか、言えるか言えないかのレベル裏話になってしまうんですが………クレーンゲームって表示があるじゃないですか?アームがここまで動きます、っていう。あと「ここを狙ってね」みたいな指示。あれは大概フェイクなんですよ。
―――えっ。あの矢印は嘘なんですか?
フェイクっていうか、本当にそこまでしか動かないんですけど、要は(指示があれば)そこを狙いたがるじゃないですか?そうやって無駄をさせれば、その分が売上になっていくんですよ。
法律で、クレーンゲームの景品として中に入れられるものは800円までって決まってるんですよ。だから、フィギュアとかだと、(客が投入したお金である)8000円から1万円くらいが機械の中に入らないと取れないように設定するんです。
だから、そこを無視してみんな掴みたがるんですけど、基本的には無理ですね。今はアームで押し込むとかが主流なんですよ。
―――(掴んで)落とすのではなく?
落として(景品を)ずらしていくとかじゃなくて、アームの先で箱を押し込んだり、潰すくらいが本当は一番動くんです。アームの力が弱く設定されているので、今は掴もうとする動きだけでは、ただ撫でてるのと変わりありません。
それはもうお店側の思う壺なんで。
だから、僕とゲームセンターに行くと「これ大体幾らくらいで取れるよ」みたいなことは結構教えてあげられたりします。
―――大井さん、モテますね?
全然モテないですよ(笑)
そこに行くまでの工程が中々難しくて。
あとは、いわゆる設定機というか、三本アームで1、2ってボタンを押すんじゃなくて、十字キーで動かすやつあるじゃないですか?「30秒の間は好き動かせるよ!」みたいな奴。他には、棒を入れる奴、板を押し込んで穴に入れて下さいみたいなゲーム。あれは、一定の金額に達するまで、絶対に入らないんですよ。
で、店側が「1万円入ったら取れるようにしよう」と設定したら、(投入額が)一万円を超えると、押した通り動くんですけど、それまでは、止まったフリしてちょっとずれて穴に入らないとか、アームも上で力がどんどん弱くなっていって、空中で落としちゃう、みたいな仕掛けになっているんです。
―――儲ける為には仕方ないと思う反面、ちょっと腑に落ちない気がします。
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