江古田大好き芸人による「江古田に行ったらこれを食え!」 〜ベスト3〜

今回お話を伺ったのは、サンミュージック所属のお笑いコンビ「夕暮れランプ」の後藤さん。江古田を愛している「江古田芸人」であるという後藤さんが教えてくれた、「江古田のこの店が美味い!ベスト3とは!?

第3位「竹山」

熱々の石の鉄板の上で鶏肉をひきずって焼く「ひきずり焼き」っていうメニューが有名なお店です。他にもメニューに「すきやき」があるんですけど、すきやきって普通は溶いた卵をつけるじゃないですか?それをミキサーとかでウィーとやって、泡にするんですよ。メレンゲの状態で出てくるんで、それを付けて食べると、普通よりもしっとりと絡んで美味いんです。あとは、「大和しょうがの肉巻き揚げ」っていうのがあって、名前の通り、大和しょうがに肉を巻いて、衣つけて、それを揚げるんですけれども、塩にカレー粉が混ぜてあって、それをつけて食べるんです。むっちゃくちゃ合うんですよ。

 
いわゆる「隠しメニュー」もあって、これは期間限定とか、その日の店長の気分とか、仕入れによって出るか出ないかなんですけど、「チキン南蛮」が一番ですね。一回運良くチキン南蛮を出してもらえたんですけど、チキンのタルタルソースがあるじゃないですか?あれがピンク色なんですよ。野菜、人参とかそういうの混ぜてあって、タルタルソースがピンク色。「これ食えるのかなあ」って、見た目だけだとそうなるんですよ。一見するとグロいじゃないですか?ピンク色って。でも、めっちゃくちゃ美味かったですね。是非、食べてみてください。

第2位「キッチン男の晩ごはん」

これ、何がすごいのかと言ったら、ネパール人がやってるんですよ、この定食屋。ネパール人が日本の定食屋に感銘を受けて、「私たちも日本の定食を作りたい」ってことで始めたお店です。だから、日本人好み。安くて、コスパがいい。イメージとしては「すた丼」くらい。カレーもあるし、いろんな定食もあって、なにより、日本人に合ってる。でも、店員は全員ネパール人。ちょっと会話できないんですけれども、そこがまたイイんです。それで、昼は「キッチン女の昼ごはん」なんですよ。名前変わるんですよ。

第1位「鳥藤」

ちょっと地味な、頑固な親父がやってる焼き鳥屋さんなんですけれども、初めて後輩といった時に、すごく気になってしまったんですよ。外観が古臭いし、外に値段書いてないし、幾らか分かんないけど、「まあ、とりあえず入るか」って後輩の子と一緒に行ったんですけど、入った瞬間に「静かに開けて」って言われて………

ああ、もう、これは厳しいな」「怖いな」って思って、「これでまずかったらどうしてくれよう」と思ったんですけど、その時はその時ネタになるかなと思って、いざ座って、そうしたら「何飲むの?」って尋ねられて、僕はお酒弱いんですけれども、こういうお店はやっぱり酒飲まないといけないじゃないですか?だから、「焼酎で」って言って、もう一人の後輩も同じのって頼んだんですけど、あとのひとりがその後にバイトがあったので、「コーラ下さい」って言ったんですよ。そうしたら「コーラうちにねえから、外に自販機あるから買って来い」って………

 

え?」ってなって。「いや、ねえから、飲みてえなら自販機あるから買って来いよ」と。「ああ、これは厳しい人だな」と。それで、いざを鳥食ったんですけど、バリバリに美味かったですね。今まで食った焼き鳥の中で一番美味かったです。個人的には「皮」が好きでしたね。

皮って普通、皮をはがしたやつを串に刺してパリパリに焼くじゃないですか?でも、そこは。違うんですよ。その人の職人の技術なんですよ。周りの皮のみパリパリにして、中の鶏肉は柔らかいんですよ。皮が別になっている訳じゃなくて、肉の部分も串に刺さってるんですけど、皮をパリパリにする技術、そこだけをパリパリにする技術、中はちょっとレアな感じに。中はちょっとレアで、まわりはパリパリで、上にワサビが付いてて、それに塩かけて食べるみたいな。本当にお勧めで、迷わず1位にしました。