「工場見学大好き芸人」が教えてくれた「絶対に見ておくべき工場」〜トップ3〜

今回お話を伺ったのは、サンミュージック所属のお笑いコンビ「ユメマナコ」のねもよしさん。「工場芸人」ならぬ「工場見学芸人」であるというねもよしさんがアツく語ってくれた「工場見学の魅力」とは!?一度は行って欲しい「トップ3」を紹介しちゃいます。

工場「見学」が大好き

工場見学が好き」という中々にエキセントリックな趣味の持ち主であるねもよしさん。子供の頃からテレビで放映されている「色々なモノ作りの裏側」系の番組が大好きで、水族館や動物園で動物を見ているのよりも、工場で機械が動いている風景を見ている方が興奮するというねもよしさんに、今までに見て来た中で最も面白かった工場見学の「トップ3」を教えて頂いた。

第3位「アサヒビール」

トップバッターは、素人でも知っている有名どころ。一口にビールと言っても、缶や瓶、大瓶や中瓶など様々な種類があるが、それによって注ぎ方が変わってくるのだという。ボーリングのピンのように並べられている瓶に、専用の機械によって続々とビールが注入されていく。ほんの数ミリでもズレていれば、それだけで成立しない精密さの中で、寸分違わずに配置された瓶や缶に、淡々と入れられていくビールの姿に感動してしまったというねもよしさん。工場全体を見て回る時間が60分だったそうなのだが、ねもよしさんはその工程に釘付けになってしまって、そこだけを30分以上眺めてしまったのだとか………

第2位「成城石井」

スーパーとして知られている成城石井。読者の皆様は、一昔前に人気を博した「プレミアムチーズケーキ」を覚えているだろうか?あれが一番ブレイクしていた時期には「工場見学の予約が埋まってしまう」という珍事態が起きていたのだそう。「セントラルキッチン」と呼ばれる工場自体はそこまで広くはなく、そこでプレミアムチーズケーキは作られている。

 

熱い状態でぐるぐるにかき混ぜて、「何分になったらこれを入れて」「また何分経ったら、次はこれを入れて」という風に、実は最後まで手作業で作られている。1日に何本も出荷されるのだが、総勢10人程の従業員が丹精込めて手作りで仕上げているのだ。職人芸と言っても過言ではない作業風景に感動したというねもよしさん。出来上がったものが朝の8時までに届いて、それを店頭に並べるのだが、すぐに売り切れてしまう為、昼に第2便が届くこともあるのだという。

第1位「ガリガリ君」

夏の定番ある「ガリガリ君」にも、我々が知らない秘密が隠されている。「ガリガリ君」は中にサクサクとしたシャーベットが入っているのだが、その製法は、一瞬で凍らせたソーダで枠を作り、シャーベットを入れた瞬間に中で固めているのだという。2段階で、実は外側の枠から作っている

ガリガリ君が好きで、幼い頃からよく食べていたというねもよしさん。「これ、どうやって作ってるんだろう?」と色々なシミュレーションをしていた。ねもよしさんが考えていたのは、「最初にシャーベットを固めて、後から枠を作る」というもの。でも、実際は逆だった。ガリガリ君の工場を見学しながら「ほお、そう来たか………!!」と感動せずにはいられなかったという。