戦慄! 他人の死を予知してしまう芸人の怖すぎる実体験

多くの人がそうであるように、大抵のオカルト現象については「実際に見るまでは信じない」というスタンスで取材に臨んでいる我々オモプラッタ編集部。その我々が「あ、もしかしたらマジなのかも」と思わずにはいられなかった、サンミュージック所属のお笑いコンビ「アメリカンコミックス」の飯島さんが体験したという、奇妙な能力にまつわるエピソードを紹介したい。

霊感が隔世遺伝する家系

祖母に霊感があったらその孫が、そしてまた次の孫、という具合に、隔世遺伝として「霊感が目覚める人と目覚めない人が出てくる」という家系に生まれた飯島さん。そして、飯島さんの祖母は「ある」方の人間だったらしく、普段からよく、家でそういう話をしていた。ある時、祖母は飯島さんを見て「あ、次は翔平(飯島さんの下の名前)だね」と呟いたのだそう。「お前には(霊感が)あるよ」と言われれてしまい、気が動転してしまった飯島さん。それ以来、周りが気になり始め、様々なものが目に付くようになってしまったという………

能力の目覚め

ある日バスに乗り込み、手すりに頭をつけ、そこにもたれ掛かるようにして座っていた飯島さん。前の座席に座っている人の左手が飯島さんの席から見えたのだが、その手が、左手であるにも関わらず、親指が左側から出ているように見えた。左手なのに、右手と同じ形。「あ、とうとう、そういうものに会ってしまった」と思い、警戒して見ていると、「両手が右手の人」は何事もなく普通に降りて行った。
自分が気にしすぎているせいで、実際はただ、手の形に癖があるだけの人だったんだろう」という結論に至った飯島さん。その出来事を通じて「なんだ、俺には霊感なんか全然ないじゃん」と思ったのだそう。

月日が流れ、久々に田舎の祖母に会った飯島さんは、丁度いい機会だと考え、色々なことを話した。「こういうことがあったけど、ちょっとなんか気にしすぎちゃっただけで、何も起きなかった」「僕に霊感があるっていうのは勘違いなんじゃない」と伝えると、祖母は静かに、「ああ、じゃあ、翔平は見え過ぎるんだねえ」と言われた。そして、こうも続けた。「例えば、こういう人に出会わなかったかい?両手が右手のように見える人
ぴたりと当てられたことに驚いてしまった飯島さん。「あ、それ会ったことあるよ。どういうことなの?」と尋ねると、「それはね、死後の世界に行った人なんだよ」と教えてくれたのだそう。その存在は、向こう側の世界とこちらの世界の境目にいる為、鏡写しのように、左側にある体も、右にある体と一緒の像で映るらしい、飯島さんが出会ったのは「もう既に亡くなっている人」だったのだ。
霊感が強過ぎる為、それが霊であると気付かずに何でも見え過ぎてしまっているという飯島さんに、祖母は「これからも色々なモノに会ってしまう可能性があるから、気を付けなさい」と警告をしたという………

1ヶ月後の死を予言

ある時、飯島さんの母親が、飯島さんの友人の名前出して「◯◯君って、今何をしているの?」と尋ねてきた時、それを聞いて飯島さんは激怒してしまった。そして「いや、◯◯君は、去年事故で亡くなったじゃないか。不謹慎だよ」と答えた。飯島さん自身は確かにそう思っていた。けれど、気になって調べてみると、そんな事故は起きておらず、◯◯君は生きていた
あの時の怒りはなんだったんだろう?」「確かにそうだと思ったんだけど、僕の勘違いかな?」と訝しんだ飯島さん。そういう出来事がありながら、当の本人である◯◯君は、そんなことは露も知らず、普通に生きて学生をやっていたのだが、それからまもなくして、自動車事故で亡くなった。
最後まで「予知をした」という自覚はなく、気付かないうちに結果的に予言になることを言っていたり、あるいは、その事実を知ってるという状態になっていると説明してくれた飯島さん。「誰がどんな怪我をするのか」という光景もあらかじめ知ってしまったりするらしく、防止させる為に本人に伝えようとするのだが、「大丈夫!怪我なんかしてないよ」と言われて、その1週間後に、本当に怪我をしたということが続いてしまい、一時期はすごく気味悪がられたりしたのだとか………