それが人と人との付き合いである以上、それなりの修羅場は避けられない。今回お話を伺ったのは、ホリプロコム所属のお笑いコンビ「ベティ」の村上さん。ヤバい恋愛の体験談を持っているという村上さんが語ってくれたのは、画面越しにもツンと香ってきそうな、ちょっと嫌な匂いにまつわる破局の瞬間だった………！？
服がいつも生乾きの女性と付き合っていた
その女性とは合コンで知り合ったという。可愛く、人気の女の子で、他のメンバーも食いついていたこともあり、付き合ってからは「やるね！」と言われていた。
外でデートしている時は気が付かなかったが、初めて家に来た時に「なんか臭いな」と思った。その時は「あれ、自分かな」と思ったが、後になってふたりで抱き合った時に、それは確信へと変わった。
とにかく、服が臭い。
匂いの正体は雑菌であり、外に出て汗をかいたらその服が臭うのは、菌が段々繁殖して臭くなるからである。つまり、身体に近づけば近付くほど臭くなる。ベッドの中で抱き合った彼女は、ブラジャーの匂いがえげつないことになっていたのだそう。Tシャツよりもブラジャーが臭く、地肌はもっとやばかったのだそう。
タンスの中身は全滅
お呼ばれし、初めて彼女の部屋を訪れた。匂いとは無縁そうな綺麗な部屋で安心し、お風呂を借りた村上さん。
「ジャージか何か着る？」って聞かれて「ああ、あるなら着たいなあ」と答えた所、タンスから出てきたジャージが生乾きで臭かった。
ということは、おそらく、そのタンスの中身は全部生乾きで、全部臭い筈。思わず泣きそうになった村上さん。
軽く「洗濯とかどうしてるの？」と尋ねた所「わたし、浴室乾燥があるから」と返されたのだそう………
大丈夫じゃない
大学生だった彼女は、２周間くらいサークルの合宿に行くことになった。しばらく会えなくなるから、その合宿に行く前の夜に村上さんの部屋に泊まりに来たのだそう。その日も当然臭かったのだが、朝になり、旅行用の大きいスーツケースを広げて、「今日は何を着て行こうかな」って言って、カバンから服を何着か取り出した後、「これにしよう！」と言ってポロシャツを選んだ。
ポロシャツを掴んだのとは反対側の手に握られていたのは、何故か、ファブリーズ。「どうするの？」と尋ねた所、「これ、濡れたままカバンに入れてきたからファブリーズしないと」と平然と答えた彼女。「いやいや、もう手遅れでしょ」と止めようとしたら「ドライヤーで乾かすから大丈夫！」と言い放った。それを見て「ああ、この子ダメだ」と思い、合宿から戻って来た後で、別れを告げた。
匂いを越えられないものがある
そこから匂いがダメになってしまったと村上さん。自分のも気になるようになってしまって、家に乾燥機も買って、完全に乾かさないと着れなってしまったのだそう。
ある時、村上さんが「洗濯失敗しちゃって、臭い時とかたまにあるよね」と言って、どういう反応するかを伺ってみた所、「あたし、そういうの全然ないから」と自信満々に言い放った。
「そういうの、一番気を付けてるから」と付け加えた彼女について、「もう、麻痺しちゃってるんでしょうね………」と説明してくれた村上さんは、あまりにも悲しそうだった。