今回お話を伺ったのは、サンミュージック所属のお笑いコンビ「アメリカンコミックス」の飯嶋さん。事前のアンケートで「どんな単語を言われても、それにまつわるウンチクを説明出来る」と回答してくれた飯島さんは、どんなウンチクを披露してくれるのか?
―――アメコミがお好きなんですか?
いえ、全くです。完全に知らないです。相方もアメコミを好きとかではなくて、「グローバルな感じ」というふんわりとしたイメージで、あと、「アメコミって略した感じが覚えやすいじゃないか」ぐらいのことでコンビ名を決めました。なので、一番聞かれたら困る質問でもありますね。
―――大変失礼しました。うんちくが得意ということで。出された単語を何でも語ることが出来るそうですね?
はい。単語を言って貰えれば。
―――じゃあ、たこ焼きは?
梅澤は何故、何の躊躇いもなく瞬時にその言葉を選んだのか。食べたかったのだろうか……?
かしこまりました。
たこ焼きというのは元々、庶民のものではなかったんですね。というのも、たこ焼きを作る原材料である小麦粉でが元々はものすごく高かった。それが安価になったのが戦後なので、それまでの時代、明治期であったり江戸時代であったりは、貴族の食べ物だったんです。それが戦後になりまして、アメリカとの交流が増えました。で、アメリカから輸入される小麦粉がかなり安いんです。沢山輸入された結果として、安価に作ることが可能になり、かつては大阪の貴族の食べ物だったものが、庶民化したっていう歴史があるんです。ずっと昔から庶民の食べ物ってイメージがあると思うんですけども、実際は違う。
―――なるほど。知りませんでした。
(そんな飯嶋さんのウンチクに隠された恐るべき秘密とは………!?【次ページ】)
ちなみにこれ、嘘なんです。
―――嘘なんですか?あ、もしかして、そういうあれなんですか?
そういうあれなんです。
―――それっぽい嘘をぱっと言うんですね。本当っぽいですね?
ものすごく適当に言ってます。
―――信じてしまいました。では、思いつかなそうなマイナーな単語はどうでしょう。ダイビングセントーンは?
かしこまりました。
今、パソコンなどのOA機器の部品として一番重要であるダイビングセントーンなんですけれども、これが今現在は日本が一番生産シェアが高いのですが、元々はアメリカの方が高かった。けれど、日本が1位になったのは何が登場したお陰かというとですね、例えばiPhoneとかもそうで、オリジナルを作る技術は国外の方が上でも、それを模して作る技術が日本にはある。で、iPhoneが出ました、じゃあそれを真似してダイビングセントーンを作りましょうか、ってなってからシェアが伸びたんです。ですから、2010年以降が日本が一番になったんです。
―――それっぽい。面白いですね。
ちなみに、ダイビングセントーンって何ですか?
―――プロレスの技なんです。トップロープから降りて相手にぶつかる技です。
ごめんなさい。1ミリも知らないです(笑)
―――ありがとうございました。