“ガチンコファイトクラブ史上最強の敵”と呼ばれた男の今

今回お話を伺ったのは、太田プロダクション所属のお笑いコンビ「ノーガァード」のまこtoさん。穏やかな見た目からは想像することの出来ない、まこtoさんの意外な過去とは?「あの番組」を観ていた人ならば、もしかしたら、覚えているかも知れません。

―――お名前ですが「まこと」ではなく、「まこto」なんですね?

 

はい。まこtoです。

 

―――分かりました。頑張って発音します。まこtoさん、なんと「ガチンコファイトクラブ」に出演していたそうですね。ちなみに、今はお幾つですか?
今は34歳です。
ボクシングを辞めたのは12、3年前くらいです。

 

実は今日、ライセンスを持って来たんです。2003年の時のものなので、写真とかは薄れてるんですけども………

―――ボクシングはここ(東京)でやられてたんですか?

 

名古屋の方でやっていました。ガチンコファイトクラブの時は収録の為に上京して、それで東京でやったりしていたんですよ。

 

厳密に言うと、ガチンコファイトクラブ生と試合をして番組に出たので、僕自身はクラブ生ではないんですよ。その人(クラブ生)とたまたま新人王のトーナメントで当たって、そこで試合をしたのがテレビで流れたんです。その試合は2対1のぎりぎりの判定で負けてしまったんですけども、良い試合が出来たかなって、今でも思ってます。ナレーションでは「ガチンコ史上最大の敵」って言われてたんですよ!

 

まあ、過去の栄光なんですけどね。

 

―――そんなことありませんよ。素晴らしい実績です。階級は何キロくらいでやられてたんですか?今も運動は続けている?
階級はライトフライ級です。大体、6キロくらい減量していましたね。

 

今もやってます。フィットネスジムですけど、週一くらいで行って筋トレして、そこにあるボクササイズの教室に参加させて貰ったりしてます。いつでも動けるようにはしているので、余裕があれば(ボクシングの)ジムにも行きたいんですけどね。ライセンスが切れてるから試合は出来ないですけど、もう一度取れれば取りたいなあって。

 

(そんなまこtoさんがお笑いの世界に足を踏み入れたきっかけとは………!?【次ページ】)

 

―――まこtoさんはどのようにお笑い界に入ったんですか?

 

ボクシングを辞めた後にトヨタの下請けで会社員をやっていたんです。でも、そこでの生活は面白くなくて、小さい頃から芸人とかテレビの世界に興味があったので「やってみよう」と思って、会社員を辞めて上京してきました。25歳の時に上京してきて、1年間養成所にいて、それから、あっという間に8年が経ちました。太田プロは、具志堅さんとか畠山さんとか(ボクシングの)世界チャンピオンが沢山在籍しているので、その憧れもあって所属になりたいと思いました。

 

―――芸名の由来は何なのでしょう?

 

ボクシングです。相方とは名古屋の養成所で知り合ったのですが、そいつはレオパレス21で会社員をやっていた奴で、僕と正反対の真面目な奴なんです。だからそいつにはボクシングは何の関係ないんですけど、ネタに活かせたらということで、ボクシングから取った名前をコンビ名にしました。「どんどん攻めて行こう」って感じでつけたのですが、まあ、今は名前とは違って守りまくりですね。
―――守りまくりなんですか?

 

まだまだですよ。一皮むけたいですね。
ボクシングをなんかいい感じにネタに織り交ぜられたらいいのですが、今は試行錯誤の途中ですね。一応それっぽいコントはあるのですが、オーディションには通らないので、色々試してます。漫才もやりますよ。

 

―――ありがとうございました。